おまけ目当てで、同じものを何個も買う?
- 12人組のボーイズグループ「KO1KEYZ」が、デビューシングルで初登場1位を取りました。初週に売れた枚数は46.0万枚で、デビュー作が初週30万枚を超えたのは2年5ヵ月ぶりです。発売の前には、全国の対象CDショップで予約特典のキャンペーンを行い、関東や関西の会場などではサイン会をやりました。
- 「一つだけは、買ってないのと同じ」
- 「同じ中身に、二度は払わない」
どっちの味方?最初の印象で選んでください。
あなたが味方した 特典を買う の言い分
レジに持っていくときは、両手がふさがっています。同じものを、抱えられるだけ。店員さんが一つずつ袋に詰める間、私は値札をなるべく見ないようにしています。家に帰って開けるのは一つだけで、残りは棚に立てたままです。開けない分は、私にとって票のようなものだと思っています。
こうなったのは、前に好きだった店がなくなった日からです。いつも席が空いていて、私はその静かさが気に入っていました。閉店の紙が貼られたとき、常連だと思っていたのは私だけだったと分かりました。好きだと言うだけでは、相手に何も届きません。届くのは、レジを通った回数だけです。
だから、一つだけ買って満足している人を見ると、私は少し腹が立ちます。あなたが好きだと言っている相手は、あなたの気持ちではなく、その日の売上の表を見て、次を続けるかどうかを決めているのです。
あなたが味方した 中身一つ派 の言い分
私は、同じものを二つ持って帰ったことがありません。欲しいのは中身で、商品に付いてくる写真や特典券からは、家に着く前に気持ちが離れてしまいます。レジの前で、同じ棚にもう一度手を伸ばしかけて、やめる。その一瞬が、私の買い物でいちばん大事なところです。
実家が、まさにおまけ目当ての買い足しで散らかっていました。父は、おまけのために同じ飲み物を箱で買う人で、台所の隅にはずっと段ボールが積まれていました。中身は何年もかけて飲みましたが、おまけのほうは、いつの間にか捨てられていました。あの箱を運んだのも捨てたのも、父ではなく母です。
数で応援したい人の気持ちは、私にも分かります。ただ、私が一つしか買わないのは、冷たいからではありません。来年も、その先も、同じ値段で手が届く相手でいてほしいからです。数えられる応援に慣れてしまった相手は、やがて数えられない客を客として見なくなります。
どちらの数にも入らない立場 配信だけで聴いている人
私の家には、CDを聴く機械がありません。曲は配信で聴いていますし、振付の動画も毎晩見ています。それでも、売れた枚数の話になると、私はどちらの数にも入りません。応援の大きさが枚数で語られるあいだ、私は黙っているしかないのです。
理由を聞いた今、もう一度選ぶ
言い分は、世間の声をもとに編集部が脚色したものです。実際の発言と出典は、元ネタの記事にあります。
元ネタを読む →KO1KEYZがデビューでオリコン1位 12人が次に狙うのは「新人賞」