写真、送る前に背景見る?
- 目の前にあるものを2秒だけ撮る動画アプリが、若い世代に広がっています。通知は1時間ごとに届き、できた映像は最大12人のグループの中だけで見られます。その2秒の背景に、入院患者や、学校名と教員の氏名が出た画面、支店のホワイトボードが写り込んでいた例が相次ぎました。
- 「写ってるのは自分だけじゃない」
- 「背景まで見てる人、います?」
どっちの味方?最初の印象で選んでください。
あなたが味方した 背景を消す派 の言い分
撮る前に、まずカメラを上に向けます。天井か、空か、自分の顔だけが入る角度にします。机の上に書類があれば裏返し、台所なら洗い物を一度シンクの奥にどけます。家族の名前が書かれた予定表は、必ずフレームの外に出します。支度に手間がかかるので、友達からは返事が遅いと言われます。それでも、確かめないまま送ることはありません。
こうなったのは、前に自分の持ち物が人の写真に写り込んでいたからです。飲み会で同僚が上げた写真に、私の後ろのテーブルが写っていて、そこに自分の家の鍵が置いてありました。本人に伝えたら、そんな所まで誰も見ないと笑われました。見る人は、見るんです。その日から、自分が撮る側のときは、写り込みを一つずつ消すようになりました。
本音を言えば、背景を気にしない人を見ると、少し怖くなります。その人は、私が一緒にいるときも同じように撮るのだろうと思うからです。自分の部屋を人に見せるのは、その人の自由です。でも、そこに他人が写った瞬間だけは、その人だけの自由ではなくなります。だから私は、面倒でも先に片づけます。
あなたが味方した そのまま送る派 の言い分
通知が鳴ったら、その場で撮って、その場で送ります。片づけてから撮った映像は、もう今の自分じゃない。食べ終えたカップが写っても、脱いだ靴下が写っても、そのまま送ります。むしろ、そういう所が面白いから送っています。きれいな机だけ並べた一日なんて、誰も見たくないはずです。
昔は盛っていました。角度を直して、明るさをいじって、背景をぼかして、やっと一枚です。それを毎日やっていたら、送ることが仕事みたいになって、グループが静かになりました。誰も出さない。全員が疲れていたんです。雑なまま出すようになってから、やっと会話が戻りました。
確かめてから送る人を見ると、内心、どこまでやるんだろうと思います。背景を消し、音を消し、顔を隠して、最後に何が残るのか。人の家の中や、他人の名前が出ている画面を撮るのはやめたほうがいい。それは分かります。でも、自分の部屋の散らかりまで直しはじめたら、その場で撮る意味がなくなります。
どちらにも呼ばれない立場 背景に写っていた人
私は撮っていませんし、送ってもいません。ただ、その部屋にいただけです。片づけるかどうかを決めるのは、いつも撮る人で、私には通知も来ません。映像が外に出たと知るのは、だいたいいちばん最後です。
理由を聞いた今、もう一度選ぶ
言い分は、世間の声をもとに編集部が脚色したものです。実際の発言と出典は、元ネタの記事にあります。
元ネタを読む →たった2秒で何が漏れる? 1位アプリ「setlog」で実際に起きたこと