家電、全部入り?一つだけ?
- 大阪・道頓堀のグリコサインが、11月30日で見納めになります。いま光っているのは6代目で、ネオンをやめてLEDにした最初の代です。江崎グリコは、LEDが古くなり、直すときの部品も手に入りにくくなったと説明しています。
- 「全部入りを選べば、後悔しない」
- 「結局、使う機能のは一つだけ」
どっちの味方?最初の印象で選んでください。
あなたが味方した 全部入り派 の言い分
家電の店に行くと、まず上の棚から見ます。値段の近いものが二つ並んでいたら、できることが多いほうを買います。炊飯器も、お粥と玄米と、低い温度で火を通す機能が付いているものにしました。その機能を使った回数は、数えるほどです。それでも、付いていない炊飯器だったら、あの日の晩ごはんは作れていませんでした。
私の母は、安いほうを選ぶ人でした。刻むだけのミキサー、温めるだけのオーブン。だから、うちの台所には作れない料理がいくつもありました。友達の家で食べたお菓子の作り方を聞いて帰って、母に頼んだとき、うちの機械ではできないと言われました。あのとき言われた言葉を、自分の台所では二度と聞きたくないんです。
一つでいいと言う人は、自分がこれから何を作りたくなるかを、もう決めてしまっているんだと思います。来年の私が何を欲しがるかは、いまの私には分かりません。使わない機能に払ったお金は、保険料だと思っています。やりたくなった日に、それが手元にある。それだけで、払った分は返ってきています。
あなたが味方した 一つだけ派 の言い分
うちの台所にあるのは、刻む道具と、湯を沸かす道具と、電子レンジだけです。その電子レンジも、温める機能だけで、操作は時間を回すつまみだけのものを選びました。説明書は紙一枚で、裏に書いてあるのは掃除の仕方だけです。寝起きの頭でも、押す場所を間違えません。
前に、何でもできると言われた調理の機械を買ったことがあります。画面が付いていて、料理の名前を選ぶと、火加減が勝手に変わるものでした。半年で画面が反応しなくなり、修理に出したら、その部品はもう作っていないと言われました。温めることはまだできたのに、画面が動かないだけで、箱ごと捨てました。あの日、機能の数だけ壊れる場所があるんだと分かりました。
全部入りを買う人は、買った日がいちばん楽しいんだと思います。できることを数えて、まだやっていない料理を思い浮かべて、それで満足する。その気持ちは私にも分かります。ただ、三年使った台所を見せてもらったら、指が触っているボタンは一つか二つです。触らないボタンの値段まで、私は払いたくないんです。
どちらにも呼ばれない立場 自分で選んでいない人
うちの道具は、ほとんどがもらい物です。引っ越す人から譲られた炊飯器と、親が置いていった電子レンジ。機能が多いのか少ないのかは、自分で選んだ覚えがないので分かりません。壊れたら、またそのとき誰かに聞きます。
理由を聞いた今、もう一度選ぶ
言い分は、世間の声をもとに編集部が脚色したものです。実際の発言と出典は、元ネタの記事にあります。
元ネタを読む →道頓堀グリコ、11月30日で6代目が見納め 2代目はワニ君がピアノを弾いていた