10/14 18:26 更新

11月30日、グリコ看板の6代目が見納め

江崎グリコの発表

写真はイメージ Photo by Kamaruld Salleh on Unsplash

10/14 12:23 / 発信国:日本 / 記者:工藤

道頓堀グリコ、11月30日で6代目が見納め 2代目はワニ君がピアノを弾いていた

大阪・道頓堀のグリコサイン。いま光っている看板が、11月30日で見納めになる。江崎グリコが10月に発表した。12月からリニューアル工事に入り、7代目が点くのは2027年の春だ。ということは、この冬の道頓堀に、あの光はない。

ただし、グリコの発表文にあるのは「2026年11月末」だけだ。11月30日と伝えているのは、共同通信と日刊スポーツだ。

いまの看板は6代目。2014年10月23日に完成した。高さは20メートル、横は10.38メートル。LEDチップは14万3,976個入っている。ネオンをやめてLEDにした、最初の代である。

なぜ替えるのか。グリコの説明は、わりとあっさりしている。LEDが古くなってきた。直すときの部品も、手に入りにくくなった。それだけだ(共同通信)。大阪の名物が引退する理由は、老朽化と部品。家電の買い替えと同じである。

2代目は、ワニ君がピアノを弾いていた

ここで歴代を見てほしい。6代目は、たぶんいちばんおとなしい。

昔のネオン看板が並ぶ夜の通り
写真はイメージ Photo by Cuvii on Unsplash

初代は1935年。花模様が毎分19回点滅し、ランナーと文字は6色に変わった。高さ33メートルのネオン塔である。2代目は1955年。ピアノを弾いたのは、ワニ君という大きな人形だ。看板の下に高さ5.26メートルのステージが作られ、そこでは人形劇も演じられた。3代目は1963年、こちらは噴水つきだ。マークの真ん中に水車のようなノズルが150本あり、12トンの水を吹き上げた。12色のランプ400個が照らすと、虹が出た。歴代の数字は、大阪市中央区のページにある。

看板である。看板が、人形劇と噴水をやっていた。

それに比べると、6代目は走っているだけだ。14万個のLEDを使って、走る。夜は背景の映像が日本各地や世界の風景に変わる。ただ、6代目の仕様にワニ君はいない。噴水もない。

見に行くなら、暗くなってから

最後の日に行く人へ。公式サイトによると、点灯は日没のあと、消灯は24時だ。ただし、状況によって点灯時間を短くすることがある、とも書いてある。昼間は映像が出ない。ランナーとトラックが浮き出た、でこぼこの板に見えるだけだ。写真を撮るなら、暗くなってから。

7代目のデザインは、まだ出ていない。分かっているのは一つだけ。観光客が真似して写真を撮ってきたあのポーズは、7代目でも変えないという(共同通信)。グリコも発表で、ランナーは「これからも走り続けます」と書いている。

公式サイトの説明では、あの絵は、子どもがかけっこでゴールインする姿だ。1935年から91年。あのランナーは、ゴールインした姿のまま、まだ道頓堀に立っている。

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出典

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