10/9 17:49 更新

推し活の大賞を決めたのは、ファンの投票ではなかった

中島健人が受賞した、第1回 日本推し活大賞 2026の話

10/9 15:59 / 発信国:日本

中島健人、第1回「日本推し活大賞」男性アイドル部門を受賞 決めたのはファン投票ではなく、業界関係者へのアンケートだった

10月7日、東京ビッグサイト南展示棟で「第1回 日本推し活大賞 2026」の表彰式があった。男性アイドル部門に選ばれたのは中島健人。受賞のあいさつで「数ある星々のなかで僕という星を推していただき、本当に感謝してます」と話した(4Gamer、10月7日)。

ただ、この賞を出したのは、テレビ局でも音楽業界でもない。主催はRX Japan。展示会の会社だ。

決めたのは、ファンの投票ではない

表彰式の会場は、同じ日に始まった「第6回 推し活 EXPO【秋】」の中だった。会期は10月7日から9日まで。並ぶのは推し活グッズやOEMの製品、関連サービス。作る側と売る側が商談をする場だ。

ここが、普通の授賞式と違う。公式サイトの案内は、来場の対象をバイヤーや商品企画の担当者、経営者や課長職以上の人としている。さらに「ビジネス目的以外での本展への来場はお断りします」と書いている。表彰式も「業界関係者および主催者よりご招待した方のみ」で、「一般来場者の方はご参加いただけません」とある。

では、だれが受賞者を決めたのか。公式サイトによると、展示会に出展する企業や来場者など、推し活業界の関係者に行ったアンケートをもとに選んだ。基準は「推し活文化の普及に貢献した方」。一般のファンが投票したわけではない。

受賞は6部門。男性アイドル部門が中島健人、女性アイドル部門がAKB48、タレント部門が中川翔子、VTuber部門がキズナアイ、キャラクター部門がポムポムプリン、政治部門が小野田紀美氏だった。小野田氏は公務の都合で急に欠席した(4Gamer、10月7日)。

受賞の理由は、ペンライト

中島が選ばれた理由は、アイドルとして推し活の楽しみ方を新しく提案し続けてきたことだった。その代表が、図面を引く段階から本人が関わったライトスティック「IDOLICの魔法」。好きな推しのカードを差し込むと光る仕掛けで、SNSでも話題になった(4Gamer、10月7日)。

差し込めるのは、中島のカードだけではない。「僕を推してくださっている方だけでなく、世界中のアイドルを推してくださっているファンに届くようにライトスティックを作っている」(オリコン、10月7日)。

中島には、協賛品の「推しボトル」も贈られた。作ったのは洋樽本家酒造。高さ50センチほど、3リットルの瓶で、中身は空。部門名と受賞日の入った一点物だという(EDGELINE、10月7日)。何を詰めたいかと聞かれた中島は、「アイドルになった日のことをこのボトルに詰めたい」と答えた(日刊スポーツ、10月8日)。

ネットの評判

Xでは、受賞した人やキャラクターを祝う投稿が多い。一方で、賞そのものへの疑問も出ている。選考の基準が分からない、「推し活」という言葉そのものに違和感がある、といった書き込みだ。ただ、どれも選考の根拠を示すものではない。

第2回を開くかどうかについて、10月9日の時点で公式サイトに案内は出ていない。推し活 EXPO【秋】は、10月9日まで。

この話、あなたはどっち? →

出典

よく読まれている記事

こちらの記事も

← 一覧へ戻る