10/14 18:26 更新

ケチャップとトマトソースの違い、わかりますか

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10/14 11:12 / 発信国:日本 / 記者:工藤

ケチャップとトマトソースの違いは、味ではなく濃さだった

ケチャップを切らした。冷蔵庫には、パスタ用のトマトソースが残っている。どちらも赤くて、煮詰めたトマトに塩や香辛料を足したものだ。まあ同じようなものだろう。

ところが食品表示基準は、この2つを別の食べものとして扱う。分けているのは、濃さの数字だけだ。トマトケチャップは可溶性固形分が25%以上。トマトソースは8%以上25%未満。24%台のものは、ケチャップと名乗れない。

取り上げたのは、弁護士が解説するYouTube番組「となりの弁護士放送局」だ。インターン生の笹本さんが、この分け方を「完全に特別扱いされてますよ」と話している。この動画を、10月10日にライブドアニュースが紹介した。

台所にある、9つの名前

基準が名前を決めているトマト加工品は、9つ。売り場の実物に当てはめる。皮をむいて缶に詰めたホールトマトは「固形トマト」。紙パックの赤い飲みものは「トマトジュース」。にんじんなどの野菜を混ぜれば「トマトミックスジュース」、薄めて味を付けたものは「トマト果汁飲料」。

煮詰めたものは、濃さで名前が変わる。塩の分を除いた濃さが24%未満なら「トマトピューレー」、24%以上なら「トマトペースト」。そこに塩や香辛料で味を付けて、「トマトソース」と「トマトケチャップ」になる。刻んだトマトの粒が入った「チリソース」も、別の名前だ。

なぜトマトだけなのか

ここが、気になる。番組は、3つの歴史を挙げている。1つは保存。食べものを長く保たせる瓶詰めの技術が、ナポレオン戦争のころに生まれた。2つめは偽装。第二次大戦でケチャップが米軍の補給物資になり、需要が伸びると、石炭タールで色を付けるなどの偽装が広がった。3つめは国際規格。ハインツなどが安全な作り方を固め、国際的な規格を決めるコーデックス委員会の基準に、日本も合わせた。

ただし、ここは番組の説明だ。本誌は、もとになった資料までたどれなかった。確かめられたのは、いまの基準に濃さの線がある、という事実までだ。

ラベルに「トマトケチャップ」と書いてあれば、それは濃さ25%以上を通った印でもある。

出典

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