10/16 07:00 更新

キーボードのHで下、Jで上にかき鳴らす

アメリカのHacker Newsで443点を集めた仮想ギター「Guitoro」

写真はイメージ Photo by McFollis on Unsplash

10/15 10:48 / 発信国:アメリカ / 記者:工藤

キーボードでかき鳴らす仮想ギター「Guitoro」、驚いたのはギターを弾く人だった

2026年10月14日、ブラウザーで動く仮想ギター「Guitoro」が、英語のニュース共有サイトHacker Newsで注目を集めている。パソコンのキーボードのHを押すと下へ、Jを押すと上へ、弦をかき鳴らせる。投稿したのは作者本人のtalcccで、自作のものを見せるShow HNの区分に出した。14日19時45分の時点で443点、コメント114件。早朝の投稿が、15時間後もトップページに残っていた。褒めたのも、画面の向きに戸惑ったのも、ギターを弾く人だった。

キーボードのHで下、Jで上

操作は単純だ。公式サイトには「H strums down and J strums up.」(原文ママ)とある。コードは、これとは別のキーに並ぶ。作者の説明では、Aの列にその曲の調でよく使う5つのコードが入り、QとZの列には別の種類のコードが割り当てられている。マウスでも、画面に触っても弾ける。

音は作り物ではない。サイトには「Every guitar and bass note is a recording of a real instrument」(原文ママ)とある。ギターもベースも、1音ずつ本物の楽器を録った音だ。楽器はスチール弦のアコースティック、クラシック、エレキ、4弦ベースの4種類。練習では、曲を元の速さの20%まで遅くできる。左利き用のギターもある。無料で、ダウンロードも登録もいらない。

褒めたのも、戸惑ったのも、弾ける人

Hacker Newsのコメント欄では、ギターを弾く人の声が目立った。ギターを20年弾いてきたという人は、ブラウザーでここまでできることに驚いた。別の人は「As a guitar player this actually feels like playing a guitar. So cool.」(原文ママ)と書いた。ギターを弾く者として、本当に弾いている感じがする、という意味だ。

ところが、同じようにギターを弾く人から、逆の指摘が相次いだ。画面に出る指板の向きが、上下逆だというのだ。「All learning material is displayed with the low string at the bottom」(原文ママ)。教材はどれも低い弦を下に描く、ということだ。タブ譜もそうなっている。どちらの声が多いのかは、コメント欄を読んでも分からない。

作者が、向きの理由を答えた

なぜ逆なのか。作者は日本時間14日の16時台、コメント欄で答えた。「I chose the default orientation to make a downward mouse movement produce a downstroke.」(原文ママ)。マウスを下に動かすと下へのかき鳴らしになるよう、向きを決めたという。タブ譜の向きだと、この関係が逆になる。向きは、今も「tab view」に切り替えられる。

作者は続けて、最初に出す向きと、表示の切り替えの見せ方を考え直すと書いた。

そして日本時間14日19時すぎ、作者はもう1つ書き足した。初心者向けの指導の予定を聞かれ、「Yes, I plan to add beginners lessons and more songs.」(原文ママ)と答えた。弾ける人を驚かせたこの道具に、作者が次に足すと言ったのは、初心者向けのレッスンと曲だった。

出典

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