10/13 23:45 更新

今注文しても、
届くのは冬の終わり

――ちいかわマーケットが、7,700円の注文に

写真はイメージ Photo by Macro.jr on Unsplash

10/13 22:31 / 発信国:日本

ちいかわの巨大ぬいぐるみは売り切れない。届くのは4か月半後だ

ちいかわの公式通販「ちいかわマーケット」で、10月13日の午後6時から受注予約が始まった。『まじかるちいかわ』のミュージックビデオ「マジカルシンドローム」に出てくる「強くなったハチワレ」「強くなったうさぎ」「あのこ」が、全長70センチを超える抱きぬいぐるみになる。全3種で、各7,700円(税込)。

締め切りは10月20日の正午。注文のページで一度に選べる数は、10個までだ。発送は2027年2月下旬ごろから。出すのはグレイ・パーカー・サービスで、商品ページには「発送延期の場合もキャンセルは原則お受けできかねます」と書いてある。

本誌は10月13日、ちいかわマーケットで売り切れが続き、ファンから「受注して下さい!」という声が出ていることを伝えた。別のマスコット4種の受注が閉まったのは、その日の正午。次の受注が開いたのは、6時間後だった。

待つ期間が、だんだん伸びている

受注予約は、8月末から続いている。ただ、頼んでから届くまでが長くなっている。

壁掛けのカレンダー
写真はイメージ Photo by Blessing Ri on Unsplash

映画のマスコットとぬいぐるみ全21種は、8月28日から9月14日まで注文を受けて、出荷は11月下旬から。個数の上限はなかった。パラレルワールド!?マスコット全4種は、10月13日の正午で締め切り、12月中旬から。今回の抱きぬいぐるみは、2027年2月下旬からだ。

注文から4か月半。秋に頼んで、着くのは冬の終わりになる。3種そろえれば23,100円。注文したあとに取り消すこともできない。売り切れの取り合いがない代わりに、ここまで待つ。

では、なぜ全部を受注にしないのか。今回の発表にも商品ページにも、その説明はなかった。

ネットの評判

Xやニュースのコメント欄には、受注にしてほしいという声が並ぶ。8月に映画のマスコット全21種が個数の上限なしの受注生産になったときは、「転売ヤーざまあとしか言えない」「買い占めさせたあとの神対応スカッとした」と喜ぶ投稿があった。7月には、映画の入場者特典のミニフィギュアが8種セットで2万円ほどの値で出品され、「キレそう」「転売ヤー滅するべし」という声が上がった。届くのが遅いという不満は、今回読んだ記事の中にはなかった。

景品は、店の中からも出ていた

受注にすれば、転売は止まるのだろうか。9月の出来事を一つ置きたい。

くら寿司は9月6日の営業開始から、ちいかわとのコラボをやめた。もともとは8月21日から9月30日までの予定。24日早い打ち切りだ。

なぜそんなことに? フリマアプリに景品がたくさん出ているのを見て、会社が社内を調べた。すると、店の従業員が景品を持ち出していたと分かった。会社は警察にも相談している。見つかったのは1つの店で、ほかの店も調べているという。

やめたのは、オリジナルフィギュア、缶バッジ、湯飲みのプレゼントと、コラボメニュー。おわびとして、9月6日と7日の2日間は全品を10%引きにすると発表した。株価も動いた。9月7日の午前には、一時3.7%下がって1,675円を付けている。

転売の話は、売り方を変えるだけでは終わらないように見える。品物が外へ出る道は、客の列だけではないからだ。

9月18日に配る予定だった寿司皿は、100万人分あった。配る日の前に中止が決まったので、1枚も店先には出ていない。景品はすべて本部が回収した、とくら寿司は答えている。

出典

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