折るのは、
お札じゃない
――ダイソーが、「お札サイズ」袋の説明に
写真はイメージ Photo by Cullen Cedric on Unsplash
1週間の予算が、ダイソーの110円の袋で10に分けられる
ダイソーが「お札サイズ チャック付ポリ袋 縦型」という袋を売っている。10枚で110円(税込)、1枚あたり11円だ。お札を1枚ずつ、折らずに入れられる縦長のチャック付き袋で、これがSNSで話題になった。ライブドアニュースが10月11日に配信したAll Aboutの記事は、「これが欲しかったんだよ……」という声が出ていると伝えている。
公式のネットストアの表記では、商品のサイズは8.5センチ×18.5センチ。日本銀行の説明では、お札の大きさは一万円券が縦76ミリ×横160ミリ、千円券が縦76ミリ×横150ミリだ。お札の長いほうを縦にして差し込む形になる。
1週間の予算を、10袋に分けてみる
10枚あると、何ができるのか。1週間に使う現金を1万円と決めて、分け方を書き出してみる。
月曜から日曜まで、1日1,000円の袋を7つ。これで7,000円。残りの3袋に、交通費1,500円、日用品1,000円、予備500円を入れる。合わせて1万円。ちょうど10袋で収まる。
これが袋分け管理と呼ばれるやり方だ。袋はポリエチレンで透けているから、開けなくても残りが見える。整理収納アドバイザーのシンプリストうたさんは、サンキュ!の2024年9月の記事で、同じシリーズの横に広い袋を使い、固定費以外は現金でやりくりすると書いている。中身が見えるので「残高も分かりやすく」なるという。
仕切りが1つ11円。10個作っても110円だ。
折るのは、お札ではなく袋
ただ、引っかかる点がある。ダイソーの商品ページには「長財布には袋のヘッダーを折ると入ります」と書かれている。折るのは、お札ではなく袋のほうだ。袋は18.5センチ、一万円札は16センチ。差は2.5センチある。商品ページには、ヘッダーがどの部分かも、折る理由も書かれていない。財布に入れると、この2.5センチがはみ出すのだろう。
もうひとつ、店で迷いそうな点がある。ダイソーのネットストアには「お札サイズ」の袋が2種類ある。話題になった縦型(8.5センチ×18.5センチ)と、17.1センチ×10.7センチの横に広いほうだ。どちらも110円で10枚入り、材質はポリエチレン、原産国は中国。横に広いほうは、少なくとも2024年9月には売られていた。サンキュ!の記事が紹介しているのは、こちらの形だ。ややこしいのは名前だ。縦型には「縦型」と付くが、横に広いほうの商品名は「お札サイズ チャック付ポリ袋10枚」で、形を表す言葉が入っていない。
ネットの評判
All Aboutの記事によると、SNSには「便利ですよねこれ」「ああ、やっと見つけた…ダイソー神すぎる……!」といった声が出ている。「このタイプいいよねー!我が家はこれに用途名書いてお金入れてる!」と投稿し、すでに用途ごとに分けて使っている人もいる。同じような袋をずっと探していた、という声が多く届いていると記事は書いている。ただ、どのSNSの声かは、記事に書かれていない。否定的な声も出ていない。
袋は10枚で110円。1週間の現金を10に区切るのに、かかるのはそれだけだ。
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