10/13 15:11 更新

青学を抑え3位になったチームは
日本の大学ではなかった

――出雲で3位に入ったチームの選手が

写真はイメージ Photo by Mārtiņš Zemlickis on Unsplash

10/12 21:20 / 発信国:日本

出雲駅伝で3位になったのは日本の大学ではなかった

10月12日の出雲駅伝で3位に入ったのは、日本の大学ではなかった。アメリカの「アイビーリーグ選抜」だ。タイムは2時間7分24秒で、これも大会記録を上回っている。順天堂大学、中央大学、帝京大学、駒澤大学は、このチームより後ろでゴールした。11位の青山学院大学とは、2分29秒の差がついた。

本誌は12日、その青学大が3分57秒をどこで失ったのかを伝えた。今回は、同じレースを3番目に走り終えたチームの話をする。

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アイビーリーグ選抜は、アメリカ北東部の8つの私立大学アイビーリーグから選手を集めたチームだ。1998年の第10回大会から招待されていて、今年で26回目の出場になる。日刊スポーツによると、走るのは在学中の学生だけではない。卒業生も入る、アマチュアの社会人の混成チームだという。

一昨年5位、去年4位、今年3位

急に強くなったチームではない。スポーツ報知によると、一昨年5位、去年4位、今年3位と、3年続けてチーム最高成績を更新している。1年に1つずつ、順位を上げてきた。

舗装路を走るランナーの足元
写真はイメージ Photo by Miguel A Amutio on Unsplash

では、今年はどこで3位まで上がったのか。

1区8.0キロのニック・ベンドツェンは、23分5秒で区間10位。区間賞を取った鈴木大翔(駒澤大)とは23秒差だった。10番目にタスキを渡したところから、追い上げが始まる。2区のマイルズ・ホーガンが区間4位タイ、4区のタイラー・バーグが区間5位。5区のデレック・アミコンは17分36秒で走り、区間賞の山口竣平(早大)の17分35秒に1秒届かなかった。最後の6区10.2キロは、ハーバード大を出た25歳のエイサー・アイバーソンが区間5位で走り、3位でゴールテープを切った。

青学大と並べてみる。青学大は1区が区間2位の好スタートから、11位。アイビーリーグ選抜は1区10位から、3位。出だしと終わりが、ちょうど逆だった。

世界陸上の代表が、区間7位

このチームの3区を走ったのは、ハーバード大のグラハム・ブランクス(24)だ。5000メートルの自己ベストは12分47秒98で、日本記録より速い。去年の世界陸上東京大会では1万メートルに出て、11位だった。レース当日に補員から3区へ回ったという。

ツタに覆われた大学のれんが造りの建物
写真はイメージ Photo by Tim Alex on Unsplash

その選手が、8.5キロを23分50秒で走って区間7位だった。区間賞は日本大学のS.キップケメイで、22分56秒の区間新。54秒離されている。今年の出雲が、どれだけ速かったか。優勝した早稲田大学は2時間5分56秒の大会新で、7位の駒澤大学までが大会記録を上回った。

ブランクスは、駅伝を知ったきっかけをこう話している。「子供の頃に地元で開催された小さな駅伝大会に出場してから駅伝に興味を持ちました」。進学先を選ぶときには、コーチからこう言われたそうだ。「ハーバード大などアイビーリーグの大学に入学したら、日本の本場の駅伝に出場するチャンスがあるよ」。それが「大きな決め手の一つになりました」と話している。

ネットの評判

アイビーリーグ選抜を紹介した日刊スポーツの記事はYahoo!ニュースに載り、33件のコメントが付いた。「参加当初はただのお飾りだったのが、近年は選手も本気を出して来ていて凄く面白い」という声や、大会のあとに大学の枠を越えて学生が交流していることを挙げる声があった。スポーツ報知の記事に付いたコメントは5件だった。

一方、青学大の11位を伝えたデイリースポーツの記事は、12日の夜で1,044件。桁が2つ違う。同じレースでも、どこに目が集まるかは、はっきり分かれた。

アイビーリーグ選抜は、1998年から26回この大会を走っている。3位以内に入ったのは、今年が初めてだ。

出典

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