10/13 23:45 更新

まあ青学は
箱根よ

――出雲11位の青学大に、ネットの声

写真はイメージ Photo by Braden Collum on Unsplash

10/13 16:56 / 発信国:日本

出雲で関東勢最下位だった大学は過去5年、箱根で優勝していない

10月13日、出雲駅伝を16年ぶりに勝った早稲田大学は、もう普段の火曜日に戻っていた。出雲からの帰りが前夜の午後11時ごろで、遠征した選手は朝の練習だけ休みにした。花田勝彦監督はスポーツ報知に「それ以外は、いつも通りの火曜日です。授業を受けに大学へ行き、その後、夕方から練習です」と話している。

騒ぎが続いているのは、負けた側だ。箱根駅伝を3年続けて勝っている青山学院大学は11位。関東勢では最下位で、早大との差は3分57秒。本誌は12日、この差の半分以上が3区と6区の2区間で開いていたと伝えた。原晋監督は日刊スポーツに「駅伝力がなかった。速さはあるけど、強さが表現できなかった」と話した。

では、その11位は、どれくらい珍しいのか。翌日になって、答えに近い数字が並び始めた。

翌日に並んだ数字

今年の出雲は速かった。優勝の早大から7位の駒澤大学まで、7校が大会記録を上回っている。早大は2時間5分56秒で、6区間のうち4区間で区間賞。2区の本田桜二郎と4区の新妻遼己は1年生だ。

青学大は2時間9分53秒の11位。出雲で2桁の順位になったのは、2011年以来15年ぶりだ。

そして12日の夜、サンケイスポーツが一つの表を出した。出雲で関東勢の最下位になった大学は、その年度の箱根でどうなったか。2021年度の順天堂大学は箱根2位、22年度の帝京大学は13位、23年度の順大は17位、24年度の東洋大学は9位、昨年度の東京国際大学は16位だった。

優勝争いに戻れたのは、順大の1例だけ。サンケイスポーツは「過去5年では出雲関東最下位からの箱根優勝はなし」と書いた。13日には日刊スポーツが過去10年で数え直したが、やはり優勝した大学はなかった。

ネットの評判

ロードレースを走るランナーたち
写真はイメージ Photo by sporlab on Unsplash

Xには「惨敗じゃないか」と驚く声も出たが、中日スポーツが見出しに採ったのは「まあ青学は箱根よ」の一言だ。東スポWEBにも「出雲駅伝は距離短いからなぁ。青学は箱根を標準にしてるから」という書き込みが載っている。

早大には「ここから本当にマジの黄金期が到来で、超楽しみ」という評価も出た。帝京大出身で箱根と全日本を走った陸上ユーチューバーの田村丈哉が、THE DIGESTで話している。

答え合わせは11月1日

確かに青学大は昨季、出雲7位から箱根で3年連続9度目の総合優勝をしている。「出雲は捨てている」という見方の根拠は、ここにある。

神社の鳥居
写真はイメージ Photo by Björn on Unsplash

ここが、ややこしい。7位と、関東勢最下位の11位は同じではない。過去5年で、関東勢最下位から優勝争いに戻れたのは順大だけだ。青学大は、自分の経験則の外に出たことになる。もちろん5例しかないので、これで正月の結果が決まるわけでもない。

原監督は、練習のやり方そのものは動かさないという。「抜本的なところは、今のところ変えるつもりはない」。そのうえで「夏合宿からの(タイムの)上がりを見ると、全日本は楽しみにしています」と言い、「このままでは箱根のシードも取れないぞ、と発破をかけたい」と続けた(日刊スポーツ)。

次は11月1日の全日本大学駅伝だ。青学大は前回8位以内に入ったシード校として、14大会連続16回目の出場になる。

勝った早大の花田監督も、優勝の直後には「全日本は8区間、箱根は10区間になる。選手層的にはまだ足りていない」と話していた。6区間を勝った戦力が、8区間や10区間でも通るとは見ていない。

あの「シードも取れないぞ」は檄だったのか、診断だったのか。答えが出るのは19日後、熱田神宮から伊勢神宮までの106.8キロだ。

出典

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