10/14 18:26 更新

傘はいらない。閉まるのは道のほうだ

散歩の達人の地下通路マップ・大手町編

10/11 18:47 / 発信国:日本

雨の日、東京駅の地下だけで約4km歩ける。それでも敵は雨ではない

散歩の達人のウェブ媒体「さんたつ」が、東京駅の周りの地下通路を全部歩いて地図にする企画を始めた。全4回で、第1回の大手町編が2026年10月10日に出た。はてなブックマークでは、10月11日の時点で274人が保存している。

歩いたのは、書き手の中村こよりさん。2026年9月に、大手町の地下を歩いて調べた。

では、雨の日に一度も地上へ出ず、どこまで行けるのか。大手町・丸の内・有楽町のまちづくりをしているエコッツェリア協会は、2021年のレポートで、東京駅の地下通路は全長約4kmで、日本一長いとされると書いている。傘をささずに、4km歩ける計算だ。

大手町駅には、東京メトロの丸ノ内線、東西線、千代田線、半蔵門線と、都営三田線が通る。さんたつの記事によると、この駅は東京の地下鉄でいちばん多くの路線が乗り入れているそうだ。その5路線の改札と、周りのビルの地下が、通路でつながっている。

面白いのは、通路の床が上下することだ。丸ノ内線と東西線が交わるあたりには、下りてまた上る階段がある。真上を丸ノ内線の線路が通っているので、その下をくぐるのだという。地下の道のほうが、地下鉄に場所を譲っている。

ビルの中を通り抜ける道も、地図に入れた。はてなブックマークには「ビル内の通り抜けまで可視化されてるマップは俺の知識範囲だとないんだよねえ」という感想が付いた。地図を見て、迷路みたいだと面白がる声も多い。

地下鉄の出口番号の案内板と階段
写真はイメージ Photo by Tsuyoshi Kozu on Unsplash

北の端のその先は、西だった

東京駅から地下でつながる出口のうち、いちばん北にあるのは、日比谷通り沿いの経団連会館のC2b出口だ。ここで地下は終わり、と思いたくなる。終わっていなかった。経団連会館から西へ、JAビルまで地下は続いていた。

東へ延びる通路は、呉服橋交差点の手前まで行く。そこでTOKYO TORCHの常盤橋タワーにつながる。呉服橋プロジェクトという再開発も2028年に直結する予定で、そうなれば日本橋駅・茅場町駅・京橋駅も加わり、国内最多の10駅連結になるという。

ここが、ややこしい。地下道の敵は、雨ではない。さんたつの記事も「ビルの地下は曜日や時間帯によっては通行できないこともあるほか、建て替えなどで状況はみるみる変わる」と注意書きを付けている。通路はビルの中を通る。ビルが閉まれば、道も閉まる。

出口も同じだ。駅探とヤフーの路線情報に載る大手町駅の出口案内によると、D4出口とD5出口は7時から20時まで。20時を過ぎたら、そこからは出られない。

地下4kmを歩き切るのに要るのは、傘でも長靴でもない。出口が何時まで開いているかを、先に調べておくことだ。

出典

よく読まれている記事

こちらの記事も

← 一覧へ戻る