10/14 00:09 更新

スマホ値上げがとまらない
2万円追加って何だよ

――ある利用者が、ネットに

10/10 12:28 / 発信国:中国

中国で高級スマホが2万円値上げ、日本はその8日前に上がっていた

2026年10月1日、グーグルの「Pixel 10a」の値段が上がった。128GB版が7万9900円から9万2800円へ、1万2900円の値上げだ。もとの値段の16%にあたる。同じ日、「Galaxy S26」も13万6400円から15万5800円になった。こちらは1万9400円上がっている。

発売中の機種の値札が、途中で書き換わった。

その8日後、中国で同じことが起きた。シャオミ(小米)が10月9日、高級機「小米17 Ultra」の全機種を1000元(2万円強)値上げした。ライカ版の最上位は8999元から9999元。1万元まで、あと1元である。発売から10か月ほど、値段は据え置かれていた。

日本のほうが、8日早かった

海の向こうの話に見えるが、日本のほうが先だった。

アップルは7月18日と9月10日の2回、iPhoneを値上げした。9月10日の分では、iPhone 17の256GB版が14万2800円から15万9800円へ、1万7000円上がった。7月の値上げから2か月足らずでの再値上げだ。

10月1日には、Galaxy S26 Ultraの1TB版も29万9200円から33万4200円へ、3万5000円上がった。

中国でも、9月のうちに前触れがあった。ファーウェイの余承東氏は9月29日、海外の記者を集めた会で、メモリの値上がりでスマホ1台あたりのコストが200ドル超(約1343元)増えたと話した。これまでは自社でコストをかぶってきたが、これからは値上げするしかない、とも言っている。

上がった理由は、どこも同じ

なぜ、そろって上がるのか。シャオミの客服(カスタマーサービス)は値上げを認め、こう説明した。「ずっとメモリの値上がりを抑えてきたが、上げ幅は想定を超えた」(訳)。

基板に並ぶメモリのチップ
写真はイメージ Photo by Umberto on Unsplash

メモリが足りない。AIのデータセンターがメモリを大量に欲しがり、作る側がそちらを優先した。ITmediaは2026年1月、マイクロンがDRAMをAIデータセンター向けに回していると伝えている。Business Insider Japanによれば、スポット価格は2025年後半、2〜3か月で300%を超えて上がった。

では、いつ戻るのか。同じBusiness Insider Japanは、メモリ各社が増やした分の供給が効いてくるのは早くても2027年後半だとしている。少なくとも2027年の前半は、部品が安くなる材料がなさそうだ。

割合で見ると、上げ幅が大きいのは安い機種だ。Pixel 10aの上げ幅は、もとの値段の16%。33万円台になったGalaxy S26 Ultraの1TB版は12%ほどである。シャープは6月の時点で、2026年度にミドルレンジ以上の売上構成比を4割から7割へ上げるつもりだと話していた。安いスマホが作りにくくなっている、ということだ。

ネットの評判

Xでは、新旧の値段を並べた投稿が広がった。添えられた一言は「マジでエグい….。(既に来年の新型が怖い)」(原文ママ)。値上げを伝えたガジェットのサイトが拾った声には、「同じスマホを買うのに月が変わっただけで2万円追加って何だよ」「性能で上がってから請求してくれ」と、中身は同じなのに値段だけ動いたことへの不信が並ぶ。「壊れてないなら1回落ち着く」と、買い替えを見送る声もある。

では、日本はいつ、いくら上がるのか。半分は、もう答えが出ている。iPhoneが7月と9月、PixelとGalaxyが10月。残りは、メモリが戻るまで分からない。

いちばん大きかったのは、9月10日のiPhone Airの1TB版だ。たった1日で、24万7800円が29万4800円になった。

出典

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