10/9 17:49 更新

40年前の4番は、
.389だった

――2026年、阪神に三冠王

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10/9 14:14 / 発信国:日本

阪神40年ぶりの三冠王、打率.306は歴代で最も低い

2026年10月8日、阪神の佐藤輝明(27)がセ・リーグの三冠王になった。打率.306、本塁打39、打点106。甲子園のヤクルト戦で8回の打席を終えてベンチに下がり、数字が止まった。

達成は史上9人目、延べ13度目。阪神では1985、86年のランディ・バース以来、40年ぶりだ。球団の日本人選手としては初めてだ。

試合後の囲みインタビューは、サンテレビが動画で公開している。題名には「積み重ねでここまで来た。誇りに思う」という本人の言葉が付いていた。

40年前のバースは.389だった

阪神の4番が取ってきた打撃のタイトルを、球団の公式サイトの一覧で並べてみる。

ナイターの野球場
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掛布雅之は1979年に48本塁打で本塁打王。1982年は35本、1984年は37本。バースは1985年に.350・54本・134打点で三冠王になり、翌1986年も.389・47本・109打点で取った。首位打者はそのあと、1993年のオマリーが.329、2003年の今岡誠が.340、2014年のマートンが.338。

バースの方がすごいのではないか。そう思うだろう。佐藤の2026年は.306、39本、106打点。打率は1986年のバースより8分3厘低く、本塁打も打点も、バースの2年には届かない。

佐藤の.306は、13度の三冠王で一番低い打率だ。王貞治は1973年に.355、落合博満は1985年に.367、村上宗隆は2022年に.318。3割1分を切ったのは、佐藤が初めてだ。

リーグで3割を打ったのは、佐藤だけ

では、なぜその数字で三冠王なのか。

日本野球機構の公式成績で、規定打席に届いた打者を見ると分かる。2026年のセ・リーグで規定打席に達したのは19人。打率3割を超えたのは、佐藤一人だった。2位は.293である。

つまり、佐藤の数字が小さいという話ではない。この年、3割を打った打者は佐藤しかいなかった。バースが.389を打ったころの3割と、2026年の3割は、同じ物差しで測れないだろう。

佐藤は143試合すべてに出た。4番に座ったのは133試合。165安打はリーグで最も多く、最多安打も取っている。月間MVPは3度で、3〜4月と5月、8月に選ばれた。2年続けての40本塁打には1本足りなかったが、106打点は自分の最多である。

ここで前の年を見てほしい。2025年の佐藤は139試合で40本塁打、102打点。打率は.277だった。本塁打が1本減った年に、三冠王になっている。

ネットの評判

Yahoo!ニュースのスポーツ紙の記事には、10月9日までに1,400件を超えるコメントが付いた。野球ファンの書き込みを集めたページ「なんJ(まとめては)いかんのか?」では、祝う声より、ほかの打者と比べる書き込みが目立つ。「村上岡本がいなくなったから三冠王取れたって一生言われそう」。村上宗隆は、先に挙げた2022年の三冠王で、今はホワイトソックスにいる。「岡本」の今は、今回の出典では確かめられなかった。

「OPS1.000はクリアして欲しかった」という書き込みもある。OPSは出塁率と長打率を足した数字で、佐藤は.383と.609の合計.992だった。甲子園が本拠地で39本なら十分だ、という擁護もある。

バースの.389から40年。阪神の4番は、8分3厘低い打率で、同じ三冠王になった。

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出典

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