10/9 17:49 更新

OBじゃなくていい。
外から呼んでほしい

――あるドラゴンズファンが、SNSに

写真はイメージ Photo by SAID ABRAHAM CRUZ on Unsplash

10/8 17:48 / 発信国:日本

中日の新監督は工藤公康氏 ファンが8日前に挙げた名前

中日ドラゴンズの新しい監督に、元ソフトバンク監督の工藤公康氏(63)が就くことが決定的になった。球団が正式に要請し、前向きな返事をもらったと、10月8日に日刊スポーツと中日スポーツが伝えた。工藤氏は名古屋市の生まれだ。名古屋電気(現・愛工大名電)を出て、西武、ダイエー、巨人などで29年間投げた。通算224勝142敗。

ソフトバンクでは2015年から7年間、監督を務めた。リーグ優勝3度、日本一5度。日刊スポーツは、この経歴を「優勝請負人」と書いた。ただ、この人事でいちばん意外なのは経歴ではない。ファンのほうが先に、この名前を書いていたことだ。

ファンは8日前に名前を書いていた

井上一樹監督が辞任を申し入れたのは9月29日。この時点で59勝80敗2分け、借金21の最下位で、6年連続のBクラス(4位以下)が決まっていた。「結論から申しますと、あと2試合をもって僕は辞めます。辞任します」。井上監督はそう話した。

野球場のスコアボード
写真はイメージ Photo by Allen Boguslavsky on Unsplash

その翌日の9月30日、J-CASTニュースがSNSに出たファンの声を並べている。「桑田監督いいね!」「井端弘和かな~?」と名前が飛び交うなかに、こう書いた人がいた。「次期監督は名電出身工藤公康にお願いしたい」。

同じ9月30日、スポーツサイトのRONSPOもファンの声を集めていた。「今の中日は、やはり外の血が必要で、外部招聘がベターな気がする」。J-CASTが拾った声にも「中日の次期監督はOBに拘らず、実績重視の人でお願いします」とある。

球団は、その通りにした。工藤氏は現役時代もコーチ時代も、中日のユニホームを一度も着ていない。中日スポーツの言う「完全な外部招聘」だ。では、なぜOBではなかったのか。加藤宏幸球団社長は「OBが悪いわけではなく、今のチームに何が必要か考えて…」と話している。

ファンが焦る理由は、数字に出ている。リーグ優勝は2011年が最後。クライマックスシリーズを含むポストシーズンを最後に戦ったのは、2012年の高木政権だ。2020年の与田政権は3位に入ったが、新型コロナの影響でCS自体が中止になった。そして今季の逆転負けは40回。2リーグに分かれて以降、球団でいちばん多い数だ。

ネットの評判

ファンは、みな喜んでいるのだろうか。歓迎だけではない。ネット掲示板の書き込みをまとめたブログには、疑う声が並ぶ。「弱くて貧乏なチームを強くできるんか?」。実績を値切る声もある。「工藤って短期は強いけどレギュラーシーズンって別にそんな優勝できてないよな」。逆に「工藤が来たら投手良くなるぞ」と、投手出身の監督に期待する書き込みもある。

7月11日、本人はもう答えていた

では、本人は受ける気があったのか。答えは、もう世に出ていた。元ソフトバンクの和田毅氏が、7月11日に自分のYouTubeに動画を出していた。題に「オファー来たらまた監督やりますか?」とある。監督復帰の可能性を聞かれた工藤氏は「ああ、やるかもね」と答えた、と週刊女性PRIMEが7月18日に伝えている。

正式発表とコーチ陣の顔ぶれは、まだ出ていない。工藤氏は今の仕事の合間を縫って、秋季練習や秋季キャンプにも顔を出したいと話しているという。ファンがSNSに「工藤公康」の名前を書いた9月30日から、まだ8日しか経っていない。

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