10/9 17:49 更新

33球投げた速球で、空振りは1回だけ

ドジャース山本由伸、ブレーブスとの地区シリーズ第3戦

写真はイメージ Photo by Robert Bye on Unsplash

10/7 18:29 / 発信国:日本

山本由伸、98球で空振り17回 10奪三振でドジャースが地区シリーズ突破に王手

ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸が、2026年10月6日(日本時間7日)、アトランタ・ブレーブスとのナ・リーグ地区シリーズ第3戦に先発した。敵地トゥルーイスト・パークで7回を投げ、許した安打は4本、失点は1。三振を10個奪い、四球は1つだけだった。球数は98球。ドジャースは3-1で勝ち、シリーズを2勝1敗とした。MLB公式サイトは、この10奪三振が山本のポストシーズンでの自己最多だと伝えた。前の年のワイルドカードシリーズ第2戦の9個を上回った。

打線はE・ヘルナンデスの2ランとフリーマンのソロで3点を取った。相手の先発は左腕のクリス・セールだった。

98球の中身は、6種類の球

では、10個の三振はどうやって生まれたのか。米メディアのThe Sporting Pageが、この試合の全98球の記録をまとめている。

それによると、山本が使った球種は6つ。いちばん多いのが速球(フォーシーム)の33球。次がスプリットの28球で、カーブが15球と続く。あとはカッターが12球、シンカーが6球、スライダーが4球だった。98球のうち、ストライクは62球。

空振りは17回あった。ブレーブスの打者が振ったのは46球なので、振った球の37.0%が空を切ったことになる。The Sporting Pageによると、レギュラーシーズンを通した山本の空振り率は27.9%。この日は、普段よりかなり高い。

では、どの球で空を切らせていたのか。多かったのは、速球ではなく落ちる球のほうだった。スプリットは10回振られて6回が空振り。この球だけで三振を4つ取っている。カーブも9回振られて、5回が空振りだった。いちばん多く投げた速球で空振りを奪えたのは、1回だけである。

試合後、山本は「今日はとにかく絶対勝たないとと思って、いい集中の中で投げられました。調子よく投げられたので空振り取れましたし、どの球種もいいところに投げられました」(原文ママ)とスポーツ報知に話した。

5回、満塁で投げたのもスプリット

失点した場面は一度だけ。5回だった。

ドゥボーンとトーマスに連打を浴び、ライリーを飛球に打ち取ったあと、テレスに四球を与えて1死満塁。ボールドウィンの一塁ゴロの間に1点を返され、2死二、三塁になった。

ここで打席に入ったのが、ロナルド・アクーニャJr.。走者2人が還れば同点という場面だ。しかもカウントは3ボール1ストライクまで行った。四球を出せば、また満塁になる。それでも山本が投げたのは、落ちる球だった。アクーニャの打球は二塁へのゴロ。失点は1点で止まった。

ネットの評判

Xでは、米国のデータ分析会社「コディファイ・ベースボール」が出した数字が広がった。味方が3点以上のリードをくれた試合で、山本は33勝0敗だという。THE ANSWERは10月7日、この投稿を紹介し、この日の勝利で34勝0敗になったと伝えた。投稿には「アニメに出てくるような、とんでもない数字だ」(訳)とのファンの声が付いたという。スポーツ・イラストレイテッドのノア・カムラス氏が「まさに別次元の投球だ」(訳)と書いた、とTHE DIGESTも伝えている。

第4戦は日本時間10月8日午前7時、同じトゥルーイスト・パークで行われる。ドジャースの先発はタイラー・グラスノー、ブレーブスはタイラー・マーリーだ。ドジャースが勝てば、リーグ優勝決定シリーズに進む。

MLB公式サイトによると、山本が投げたポストシーズンの11試合で、ドジャースは10勝1敗である。

出典

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