10/10 22:05 更新

世界初の店は、ソウルではなく代官山だった

韓国大手JYPの世界初の旗艦店、2026年10月10日に開店

10/10 21:55 / 発信国:日本

JYPの世界初の旗艦店、本社のあるソウルではなく東京・代官山に開店 日本の売上比率は5年で10%から21%に

2026年10月10日、韓国の大手芸能事務所JYPエンターテインメントが、世界で初めての公式の旗艦店を開いた。名前は「JYP FLAGSHIP TOKYO」、場所は東京・代官山だ。ソウルではない。

ここで、あれ?と思う。JYPの本社はソウルだ。TWICE、Stray Kids、ITZYを送り出した会社が、いつでも行ける店を先に置いたのは東京だった。

店はフォレストゲート代官山MAIN棟の地下1階、東急東横線の代官山駅から徒歩1分のところにある。開いているのは午前11時から午後8時まで。中には限定グッズの売り場とカフェ、ワークショップの場所、フォトブースがある。カフェのメニューには「BANANA YOGURT LATTE ¥850」が並ぶ。買い物が1回1万円以上になると、1万円ごとに特典カードが1枚もらえる。好きな1組を選べるが、誰のカードが出るかはランダムだ(公式サイト)。

なぜソウルより先に、代官山なのか

JYPの説明はこうだ。日本ではこれまで、ポップアップストアを中心に、店を出してきた。そこへ「国内外のファンの皆様から寄せられたご要望にお応えし、いつでも訪れることのできる常設拠点として」開いたのが、この店だという。9月16日のプレスリリースの言葉だ。

数字も日本に寄っている。業界誌Musicmanが2025年8月に伝えたJYPの2025年4〜6月期の決算では、売上に占める日本の比率が21%(452億ウォン)だった。5年前の同じ比率は10%。5年で倍近くになった。特典カードで選べる6組のうち、NiziUとNEXZは日本で活動するグループだ。

ただ、なぜ東京が世界初なのかは分からない。公式サイトにもプレスリリースにも、理由は書かれていない。

ソウルでは、2日前に新社屋が白紙になった

一方、ソウルからは逆の知らせが出ていた。10月8日、JYPはソウル・高徳洞に建てる予定だった新社屋の建設をやめると発表した。「最終的に高徳新社屋の建設事業を取りやめることを決定いたしました」(Kstyle、10月8日)。

引っかかるのは、その理由だ。敷地の向かいの土地が用途変更され、公園の用地から自足機能施設の用地に変わった。JYPは、ここに18〜19階建てのビルが建てば、アーティストのプライバシーと警備を守れないと主張している(コレポ)。土地は2023年に約755億ウォン、日本円で約89億円で落札していた(RBB TODAY、10月8日)。今は城内洞の社屋の近くで建物を買うつもりだという。

ソウル市は10月9日、これに反論する声明を出した。公園用地の変更が公表されたあとも、JYPは設計や認可・許可の手続きを進め、その間に公式な問題提起はなかった、という内容だ(コレポ)。新社屋をやめた話と東京の店を、JYPは結びつけて説明してはいない。

ネットの評判

Yahoo!リアルタイム検索で「JYP FLAGSHIP TOKYO」を見ると、10月10日の夜は、トレカの交換や譲渡の呼びかけが目につく。購入代行や同伴者を募る投稿、店内の広さや品ぞろえを伝える来店の報告も並ぶ。11月分の抽選はいつかという質問も出ている。

では、ふらっと行けるのか。公式サイトは「ご来店の際は事前のご予約をお願いしております」と書いている。10月分は抽選で受け付け、残った枠を10月8日正午から先着で出した。11月以降の案内と第2弾のラインナップは、10月10日の時点でまだ出ていない。

ソウルの新社屋は白紙に戻った。東京の店は、年末年始の12月30日から1月3日を除いて毎日開く(Kstyle、10月10日)。

出典

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