10/13 23:45 更新

原監督が選手に告げた『没落の危機』

青山学院大学・原晋監督/全日本大学駅伝まで3週間

10/13 18:06 / 発信国:日本

青学大・原監督が選手に「没落の危機です」 Number Webが報じた、全日本までの3週間

出雲駅伝で11位に終わった青山学院大学。レース後に表に出た「駅伝力がなかった」より、もっときつい言葉が、翌日になって出てきた。

2026年10月13日午前11時6分に公開された、Number Webの記事(スポーツライター・生島淳)だ。原晋監督がレース後、選手たちに告げた言葉が書かれている。「君たちは強くありません。それを自覚してください。次の全日本、シード権を落とすようなら没落の危機です。もしそうなったら、来年は予選会に回ることになる」(原文ママ)。

本誌は10月12日、1区2位からどこで崩れたのかを伝えた。優勝した早稲田大学と3分57秒差、15年ぶりの2桁順位。あのとき監督が口にした危機感は「箱根のシードも取れんぞ」までだった。射程が、もう一段伸びている。

期限は3週間後、代償は「来年」

次の全日本大学駅伝は11月1日の日曜。出雲から3週間後だ。前回の8位までがシード校で、そこに全国8地区の代表と学連選抜が加わる。走るのは27チーム。

8位以内を外すと、どうなるのか。関東の大学は翌年、地区選考会からやり直しになる。Wikipediaの記載で確かめられる範囲では、青学大がこの選考会を走ったのは2013年(3位で通過)が最後だ。

ただし「予選会に回る」は、監督が選手を奮い立たせるために言った、条件つきの話だ。青学大は2025年11月2日の前回大会で3位(5時間9分28秒、陸上競技社)。今年はシード校として出る側だ。

選手には「没落の危機」、取材には「変えない」

同じ監督が、取材には落ち着いて答えている。文化放送には「我々の目標値というのは箱根にあるわけだから、そこから逆算した物語を作っている」「抜本的なところを今のところ変えるつもりはない」と語った(いずれも原文ママ)。日刊スポーツ(10月13日)には、中盤を走った2人を「話にならない」とも話した。

崩れ方は、去年とよく似ている。2025年の出雲も、1区の小河原陽琉が6位だった。2区で5つ順位を落とし、3区の飯田翔大が区間10位で伸び悩んで一時11位、最後に7位まで戻した(JBpress、酒井政人)。今年は2区で8位に下がり、同じ3区の飯田が区間11位。「速さはあるが、強さがなかった」は、2年続けて同じ形で出た。

ネットの評判

東京スポーツは10月12日、「青学はこんなんだけど箱根では来るからなあ」といった声を伝えた。箱根での巻き返しを待つ書き込みが目立つ。去年も出雲7位から箱根を制しているのだから、根拠のある期待だ。

ただ、個人が運営する検証サイトの集計では、出雲で10位以下だった関東の大学が、同じシーズンの箱根を制した例はないという。2位まで戻した例が4回あるだけだ。前年の箱根の王者が出雲で2桁になったのも、今回が初めてだとしている。

勝負どころは1月ではない。11月1日だ。残り3週間で、速さを強さに変えられるか。

出典

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