10/13 15:11 更新

県庁前のフェスで、ライブが曲の途中で止まった

FES☆TIVE/ぐんまちゃんアイドルフェスティバルの中断

写真はイメージ Photo by Victor Barrios on Unsplash

10/13 10:19 / 発信国:日本

FES☆TIVEのライブが県主催フェスで中断 批判は公式Xの「本物の”祭”」に向かった

2026年10月12日、群馬県が主催する「ぐんまちゃんアイドルフェスティバル」で、アイドルグループ・FES☆TIVEのライブが曲の途中で止まった。会場は、群馬県庁の県民広場だ。FES☆TIVEの公式Xはその日、「今回のライブ中断は、主催者様の判断によるものでございました。」と書いた。そして、急に止まってしまったことを来場者にお詫びした。ところが、10月13日になって批判が集まったのは、この投稿そのものだった。

まず、どんなフェスなのか。群馬県の発表によると、主催は県で、祝日の10月12日に10時から19時まで開いた。会場は県庁の県民広場と群馬会館など。入場は無料で、県民広場にだけ、一部に有料のエリアがあった。群馬テレビニュースは、37組が1組25分ずつパフォーマンスをしたと伝えている。FES☆TIVEは、その37組のうちの1組だ。

なぜ止まったのか、県の説明はまだない

ここが、ややこしい。ライブを止めた理由について、群馬県や主催側が説明したものは、10月13日午前の時点で見つからなかった。群馬県のページは10月2日に更新された案内のままで、中断には触れていない。フェスの公式サイトは開けず、お知らせが出ているかどうかも確かめられなかった。

いま出回っている説明は、Xのコミュニティノートだ。FES☆TIVEの投稿には、禁止されていたモッシュなどの危険行為が原因で主催者がライブを止めた、という補足が付いた。ウェブ媒体のcoki(公器)が10月13日にそう伝えている。ただ、これは第三者の協力者が書いたもので、県や主催者の公式な説明ではない。

禁止は、前から知らされていた。出演者の公式サイトに載った注意事項には「リフト、ダイブ、モッシュ他まわりのお客様の迷惑となる行為は全面禁止となります。」とある。ルールを守らない客は退場とし、チケット代などの返金も一切しないと書かれていた。モッシュは、客が密集して体をぶつけ合う行為のことだ。

では、そのあとはどうなったのか。ネットでは、モッシュをしたとされる客が客席で謝り、ライブは再開したという話が、現地の動画とともに広がっている。ただ、出どころは来場者の投稿で、主催者も報道機関も確かめていない。FES☆TIVEのライブが再開したのかどうかは、公式Xにも群馬県の発表にも書かれていない。けがをした人がいたかどうかも、どの出典でも確かめられなかった。

批判は「本物の”祭”」の一言に集まった

では、なぜ投稿のほうが批判されたのか。cokiによると、FES☆TIVEの投稿は、止まった理由に触れないまま「主催者様の判断」と書いていた。そのうえで、近いうちに「規制に縛られない本物の”祭”」を開くとも書き添えていた。この投稿の閲覧数は、120万回を超えた。

ネットの評判

Xでは、危ない行為が出たのだから、安全のために止めたのは当たり前だ、という声が目立つ。一方で、「主催者様の判断」という書き方だと、自分たちは止められた側だと読めてしまう、という指摘が多い。「規制に縛られない本物の”祭”」についても、自治体が主催する場での出来事なのに、という受け取り方が出ている。グループに同情する声もある。どれも、中断の理由の裏づけにはならない。

10月13日午前の時点で、群馬県の説明も、FES☆TIVEの新しい投稿も確かめられなかった。止まったライブは、25分の持ち時間の途中だった。その中断を伝えた1つの投稿が、いま120万回を超えて読まれている。

出典

よく読まれている記事

こちらの記事も

← 一覧へ戻る