10/13 13:10 更新

コーラ1本が、卵12個より高い

なかやまきんに君のLA物価調査

10/11 11:43 / 発信国:日本

きんに君がLAのスーパーで物価調査 コーラ約500円、卵12個は約450円

500ミリリットルのコーラが、1本で約500円。お笑い芸人のなかやまきんに君が10月8日に公開した動画に出てくる、ロサンゼルスのスーパーの値札だ。日本のスーパーなら100〜150円ぐらい、ときんに君は話す。「これは日本と比べてめちゃくちゃ高いと思います」

店は「ラルフス」。LAのごく普通のスーパーだ。撮影したときの為替は1ドル160円前後。その換算で、サーモンの寿司6貫が11.99ドルで約1920円。いなり寿司4貫が5.99ドルで約960円。約30ロール入りの4人前になると、20ドルで約3200円だった。寿司を買って帰るだけで、なかなかの額になる。

卵の棚で、話がひっくり返る

ところが、卵である。12個入りの一番安いものが2.79ドル。約450円で、1個あたり約37円だ。きんに君は、これなら日本とそんなに変わらない商品もある、と話した。オーガニックの18個入りは12.99ドル(約2100円)もするが、安いほうを選べばこの値段になる。

スーパーの棚に並ぶ卵のパック
写真はイメージ Photo by Nahrizul Kadri on Unsplash

つまり同じ店の中で、コーラ1本(2.99ドル)が、卵12個(2.79ドル)より高い。LAが何でも高いのではなく、品目によってぶれが激しいのだ。なぜコーラだけここまで高いのかは、動画でも報道でも説明されていない。

では、現地で働く人の財布ではどうなのか。きんに君は最低時給を「16ドルぐらい」、円にして約2600円と置いたうえで、「日本のほうが厳しいという考えもあります」と話した。

ここに数字を足しておく。ロサンゼルス市が決めている最低時給は、2026年7月1日から18.42ドル。1ドル160円なら約2950円だ。きんに君の「16ドルぐらい」が州の額なのか市の額なのかは、報道では分からない。一方、日本の2026年度の最低賃金は全国加重平均で1177円。

それぞれの時給でコーラ1本を買うのに必要な労働時間は、LAが約10分、日本が約5〜8分(きんに君の言う100〜150円で計算)。円だけで比べると3〜5倍の差でも、働く時間で見れば2倍以内に縮む。きんに君の「日本のほうが厳しい」は、むしろ控えめな言い方だったことになる。

物価が高い国、という一言では足りない。ロサンゼルスのスーパーでは、コーラ1本のほうが、卵12個より高い。

出典

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