あなたはどっち 仕事
正解言うと、叱られた
- 通販のカートから商品を一つ消したい客が、コールセンターに電話をかけました。画面には「カートの内容を削除しますか?」の問いと「OK・いいえ」。客の「OKボタン押したら消せるの?」に担当者は「はい!削除できます」と答えましたが、客は同じことを三度尋ねました。
- 「押すのはこのボタン?!」
- 「その画面、私には見えません」
どっちの味方?最初の印象で選んでください。
あなたが味方した 客の味方 の言い分
前にね、ボタンをひとつ押し間違えて、同じ鍋が二つ届いたの。返すのにひと月かかった。それからは、押す前に必ず確かめることにしてる。画面には『カートの内容を削除しますか』って出てるのよ。消したいのはBだけなのに、中身がぜんぶ消えそうじゃない。だから『OK押したら消せるの』って聞いたのに、返事は『削除できます』。何が、どこまで? 私が聞いてるのは、いま目の前にあるこのボタンのことなのに。
相手へ:正しいことを言えば、伝えたことになるの?実際に出た声 「OKボタン押して消せるなら、OK!って言えばいいんだよ全くも〜分かりにくいなぁ」あなたが味方した 担当者の味方 の言い分
一日中、見えない画面の操作案内をしています。相手の手元に何が映っているかは、声から想像するしかない。『消せるの?』と聞かれて『はい、削除できます』と答える。学校のテストなら丸がつく答えです。それを笑われて、ため息をつかれて、三度目にやっと『OK』が合言葉だったと分かる。合言葉なら、先に教えてほしかった。正しく答えた人が謝って終わる電話を、私はあと何本取ればいいんでしょう。
相手へ:「はい」と聞こえたあと、何を確かめたかったんですか。実際に出た声 「はい!削除できます」電話口にいなかった立場 画面を作った側
「はい」と置くはずの場所に「OK」と書いたのは、私たちです。たった二文字で、誰も気に留めなかった。その二文字のせいで、知らない二人が電話口で言い合っている。会議では一度も話題にならなかったボタンです。
理由を聞いた今、もう一度選ぶ
言い分は、世間の声をもとに編集部が脚色したものです。実際の発言と出典は、元ネタの記事にあります。
元ネタを読む →「削除できます」では終わらなかった電話、客が待っていたのは「OK」の二文字