10/6 22:19 更新

使ってない機能が、
12GBも居座ってる

――macOS 27のApple Intelligence。消すスイッチは、なくなった

写真はイメージ Photo by Amanz on Unsplash

10/6 16:58 / 発信国:米国

macOS 27のAIモデルは実測20.67GB 256GBのMac miniではディスクの8%

macOS 27でApple Intelligenceを止め、AIモデルを消すコマンドラインツール「RemoveMacAI」が、10月5日にHacker News(技術者が集まる掲示板)で758点を集めた。GitHubの公開ページには、取り戻せる容量はおよそ12GBと書かれている。

9月22日に発売されたMac miniの最小構成は、M6チップ、メモリ16GB、SSD 256GBで14万9,800円。12GBは、その256GBの約4.7%にあたる(本誌試算)。

macOS 27では、Apple Intelligenceをまとめて切るスイッチがなくなった、と米MacRumorsが報じた。個別にオフにしても、モデルはディスクに残る。なくした理由は、確認した出典のどれにも書かれていない。

公称は最大14GB、実測は20.67GB

MacRumorsが伝えたAppleの説明では、M3以降のチップとメモリ12GB以上のMacで最大14GB、それ以外では最大8GB。実測はこれを超えた。同誌の計測ではM4 Pro搭載のMac miniで20.67GB、米Ars TechnicaのM3 MacBook Airでは22.42GBだった。公称より大きくなる理由は、同誌も説明していない。

256GBに当てはめると、20.67GBはディスクの約8.1%にあたる(本誌試算)。自分のMacの数字は、システム設定の「ストレージ」で「macOS」の情報ボタンから見られる。

消すと、Siriから他社アプリまで止まる

ノートパソコンのキーボード
写真はイメージ Photo by Giorgio Trovato on Unsplash
SSDのドライブ
写真はイメージ Photo by Samsung Memory on Unsplash

公開ページによれば、ツールはAppleの制限キーを使う構成プロファイルでアセット配信を止め、モデルを消す。再ダウンロードの要求は、閉じたローカルポートに向けて失敗させる。保護機能のSIPは有効のままで、removemacai revert で元に戻せる。対応はmacOS 27のApple Silicon機だけだ。

止まるのはSiri、作文ツール、Genmoji、メールやSafariなどの要約、Xcodeのコード補完、Visual Intelligenceなど。他社アプリがAppleの端末内モデルを使うFoundation Modelsも止まる。音声入力は設定が別で、音声のモデルが残るため動くという。

米9to5Macは、使う前に考え直すよう促している。止めたり消したりすることが、macOS本体や、Appleのモデルに頼る他社アプリにどう響くか分からないという理由だ。MacRumorsは、ツールが頼る制限キーの一部がmacOS 26.4で非推奨になった点も挙げている。

ネットの評判

Hacker Newsでは、Appleへの不満が目立った。OSと本体を両方売る会社が、止める手立てを用意せずにAIモデルを落としてくるのはおかしい、という書き込みがあった。使っていないApple Watch用のシミュレータのイメージ100GBを消す仕組みが欲しい、という声もあった。

Apple製品が長く使えることは、意図的に古くさせているという見方を支えない、という反論も出た。

Mac miniの16GB・512GB構成は18万5,800円。256GBとの差は3万6,000円になる(参考価格、ASCII.jp)。実測の20.67GBなら、約2,900円分を、使っていない機能が占めている計算だ(本誌試算)。

出典

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