10/6 22:19 更新

それ、学習してないので
分かりません

――あなたのAIが、今日のニュースに

写真はイメージ Photo by AbsolutVision on Unsplash

10/6 14:02 / 発信国:アメリカ

自分のAIに今日のニュースを読ませる最短手順、Cloudflareの新API

米クラウド大手のCloudflareが2026年10月2日、AIに今のウェブを検索させる「Web Search API」のベータ版を公開した。自分のAIエージェントに「今日のニュース」を拾わせる処理が、同社のAI向け中継サービス「AI Gateway」経由のPOST1回で書ける。技術者が集まる掲示板Hacker Newsでは、10月6日時点で506点、234件のコメントが付いた。

Cloudflareが挙げる理由は、AIがURLを当て推量で組み立ててしまうこと、学習の締め切りより後を知らないままになることである。

最短手順は、用意3つと項目3つ

用意するものは3つ。Cloudflareのアカウント、AI Gateway、AI Gatewayのクレジット(または自分で取った提供元のAPIキー)である。AI Gatewayは、どのアカウントにも「default」という名前のものが最初から1つある。APIトークンには、Workers AIとAI Gatewayの「Read」権限が要る。

ノートパソコンに表示されたコード画面
写真はイメージ Photo by Arnold Francisca on Unsplash

送り先は1本だけ。POST https://api.cloudflare.com/client/v4/accounts/(アカウントID)/ai/websearch/ に、AuthorizationとContent-Typeのヘッダーを付け、次のJSONを渡す。

{“query”: “2026年10月6日の主要ニュース”, “provider”: “linkup”, “options”: {“gateway”: {“id”: “default”}}}

これで終わりである。queryは1〜1,024文字、limitは1〜10で、省略すると10件返る。返ってくるのはurl、title、descriptionの3項目で、本文は入らない。中身まで読ませたいなら、返ってきたURLを別に取りに行く工程が要る。

providerを省くと、いちばん安い提供元になる

提供元は3社。1,000回あたりCeramic.aiが0.25ドル、Linkupが5.00ドル、Exaが7.00ドル。安い方と高い方で28倍の差がある。料金は各社の表示価格のまま引かれ、上乗せはないとされる。

データセンターのサーバーラック
写真はイメージ Photo by Taylor Vick on Unsplash

providerは省略できる。既定値はceramicである。Ceramic.aiは400億ページ超の独自インデックスを持ち、説明文を最大8,000文字まで返すとされる。

ただ、Hacker Newsには、Ceramic.aiで「ceramic.ai」と検索したのに同社のサイトが1件も返らず、インデックスが2022年ごろまでのものに見えた、という報告がある。今も当てはまるのかどうかも、どの提供元が最も新しい結果を返すのかも、出典では確かめられなかった。

データの扱いでは、公式の記述が食い違っている。変更履歴には、3社すべてがデータを保持しない設定に対応すると書かれているが、提供元一覧の表はExaの欄だけ「No」である。

ネットの評判

目立つのは、提供元の利用規約への不満だ。結果を「必要な範囲を超えて」保存・キャッシュしてはいけないという書き方が曖昧すぎる、との指摘が並ぶ。ボット対策を売ってきた会社が今度はクローラーの通り道を売るのか、という批判もある。一方で、組み込みと請求が一度で済むという評価や、代わりにSearXNGを挙げる投稿も出ている。

出典

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