10/6 22:19 更新

コレクション欲が止まらない7種

2025年の同じ企画に寄せられた声(マイナビニュースが紹介)

10/6 11:54 / 発信国:日本

神奈川県警と崎陽軒が防犯コラボ。問題は、しょう油入れが7種類あること

横浜の崎陽軒が、定番の「昔ながらのシウマイ 15個入」に警察仕様の掛け紙をかけて売っている。10月1日から20日までの予定で、740円(税込)。なくなり次第終了だ。掛け紙にいるのは、警察官の格好をした公式キャラクター「ひょうちゃん」と、神奈川県暴力追放推進センターの「コーセーくん」。

組んだ相手は神奈川県警察。崎陽軒の商品ページは、理由を「近年急増している詐欺被害への防犯意識を高めていただくために」と書く。県警と組むのは5回目で、10月11日に始まる全国地域安全運動(20日まで)に日程を合わせた。売り場は神奈川と東京が中心の約160店舗。

詐欺の増加は数字にも出ている。神奈川県によると、県内で2025年に確認された特殊詐欺は3,338件で、前の年より801件多い。被害額は約279億8,300万円で、こちらは約123億6,700万円増えた。

問題は、7種類あること

ここまでは、よくある啓発コラボだ。ところが箱の中で、話が別の方向に行く。しょう油入れのひょうちゃんが、全部「ポリスひょうちゃん」に変身しているのだ。情報サイト「はまこれ横浜」が伝えた絵柄は、パトカー、旭日章、制帽、機動隊ヘルメット、交通機動隊ヘルメット、KPマーク、神奈川県暴力追放推進センターのロゴマークの7種。うち3種は今年の新作で、どれか1つが必ず入る。

必ず1つ。740円で手に入るのは、7種のうち1種である。

ひょうちゃんは、もともと集められる側のキャラクターだ。崎陽軒によると、しょう油入れに表情が付いたのは1955年。漫画家の横山隆一が絵を描いた。「いろは」の48文字と同じ48種類で始まり、2代目は640種類まで増えた。日経クロストレンドは「SNSを見れば、多数のファンやコレクターの存在が確認できる」と書く。2025年の同じ企画でも、マイナビニュースが「コレクション欲が止まらない7種」というSNSの声を紹介している。

では、こうした啓発で詐欺はどれだけ減るのか。崎陽軒と県警の共同発表は、詐欺被害を防ぐ対策が広まる一助になることを期待する、と書くだけだ。何件防げたかを示す数字は、出典では確かめられなかった。はっきりしているのは、注意書きが置かれる場所の数だ。約160店舗の掛け紙と、県内の警察署や交番に貼られるポスター(はまこれ横浜)。それが無駄だとは思わない。

もうひとつ。2025年版の7種には、警察犬のひょうちゃんがいた(マイナビニュース)。今年公表された7種に、警察犬はいない。入れ替えた理由は、出典では確かめられなかった。防犯のために作られたしょう油入れが、早くも「去年しか買えなかったもの」になっている。

出典

よく読まれている記事

こちらの記事も

← 一覧へ戻る