10/6 22:19 更新

言いやすい方で、
呼んできた

――55年続いた日本だけの呼び名が

写真はイメージ Photo by Pixzolo Photography on Unsplash

10/2 17:55 / 発信国:日本

マクドナルドの「ドナルド」が「ロナルド」に 日本語の口に合わせた55年

日本マクドナルドは2026年10月1日、キャラクターの呼び名を「ドナルド」から「ロナルド」に変えた。公式Xは「ドナルド、どーなるの?」の一文を添えて画像を投稿し、画像には「今日からロナルド」と入っていた。公式サイトでも、保育園や小学校に出向いて防犯や交通安全を教える子ども向けプログラムが「ハロードナルド!」から「ハローロナルド!」になり、説明文も「ロナルドと一緒に学びます」に書き換えられている。同じ日、公益財団法人ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパンも、法人名を公益財団法人ロナルド・マクドナルド・ハウス・ジャパンに、ブランド名を「ロナルド・マクドナルド・ハウス」に改め、ロゴを刷新した。

言いにくさに合わせて、名前は作り直される

原語での名はRonald McDonaldで、日本以外ではもとから「ロナルド」だった。日本だけが「ドナルド」になった理由は、1971年の日本進出の際に「日本人にはロナルドが言いにくい」という意見が採られたためと説明されることが多い。ただ、この経緯を当事者の記録でたどれる資料は見つけられなかった。断定はできない話である。

確かめられるのは、店の名前の方だ。藤田田氏の著書を再編集したプレジデントオンラインの記事によると、藤田氏は英語の発音に近い「マクダーナルズ」を退けた。理由は、日本語の音の切れ方だった。「日本語というのは、3音か5音か7音で成立している」。この物差しで見ると「マクダーナルズ」は切れが悪い。「マクドナルド」なら「マクド/ナルド」と3音ずつに割れ、日本人はそう切って覚える、というのが藤田氏の読みである。1号店は1971年7月20日、東京銀座三越の1階に開いた。

日々口にしている「マクドナルド」も、子どもが教室で教わってきた「ドナルド」も、原語そのままではなく、日本語の口に合う形へ作り直されたものだった。その作り直しの一つが、55年たって原語に戻されたことになる。

ネットの評判

ねとらぼによると、公式Xの投稿は約250万回表示され、「名前変わるんんん!!??」「海外にあわせたんですね」「革命だろこれ」といった反応が並んだ。「日本でもロナルドさん呼びになるの?」と、呼び方そのものを気にする声も紹介されている。長く表舞台から離れていたキャラクターが公式に現れたことへの驚きも多く、「え? 公式?」「帰ってくるのか!?」「おかえりって言っていいのかな」という書き込みが挙がる。Yahoo!ニュースの記事には約2,685件のコメントが付き、「本当に全部ロナルドに変わってるじゃん!!」という受け止めと、「ロナルドは日本人は言いにくそうだなぁ」という戸惑いの両方が出ている。

25年目のハウスは、宿代を無くした

同じ日に名を変えたロナルド・マクドナルド・ハウスは、入院する子どもに付き添う家族が泊まる施設である。世界の第1号は1974年、日本の第1号は2001年で、2026年に25周年を迎えた。国内は12か所、世界では約390か所。国内の累計利用家族は2026年3月にのべ10万組を超えた。

机に置かれた木製の家の模型
写真はイメージ Photo by Leonid Privalov on Unsplash
カタカナの看板が並ぶ日本の商店街
写真はイメージ Photo by Alex Knight on Unsplash

財団の発表によると、利用料は2026年4月1日から、1人1日1,000円が無償になった。7月18日から8月31日にかけての調査では、回答した191組のうち99.5%が経済的な負担が軽くなったと答え、負担額は平均で2割減ったという。新しいタグラインは「Family Stays ― 大切なのは、家族がいっしょにいること」で、ロゴには家の形とハートが入った。

出典

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