10/14 18:26 更新

20年続いた”増改築”
維持不可能の域まで来てしまった。。。

『チョコットランド』終了の説明

10/14 16:00 / 発信国:日本 / 記者:工藤

チョコっとのはずが20年、『チョコットランド』はもう作り直せなかった

オンラインRPG『チョコットランド』と、スマホ版の『チョコットランドSP』が、2027年3月29日の22時に終わる。運営のENSAPIA Tokyoが2026年10月14日に発表した。正式に始まったのは2007年2月15日。約20年1カ月で、店じまいである。

名前は「チョコット」。もったのは20年だ。

ドット絵のキャラクターが動き、1人でも、最大4人でも遊べるオンラインRPGだ。職業を変えたり、スキルを覚えたり。ハンゲで公開され、のちにスマホ版も出た。iOS版が2012年3月、Android版が2013年10月。基本プレイは無料だ。

では、なぜ終わるのか。運営が挙げた理由は、ゲームを支えるシステムの老朽化だ。ずっと前から抱えていた課題だという。システムをまるごと新しいものに替える手も考えた。ほかの手も探した。それでも、どれも実際にはやれなかった。20年のあいだに職業もイベントも増え続け、中の構造が複雑になりすぎていたからだ。足すのは続けられたのに、ほどくのはもう無理だった、という話である。

ここが、おかしくて少し切ない。20年続いたことが、20年続けられない理由になっている。増築を重ねた家は、住めるけれど建て替えられない。

課金を止めるのは早かった。2026年10月14日の10時30分に、チョコポイントの販売が止まった。バッグや倉庫、ペットの預け先、キャラクターの枠を増やすアイテムも、同じ日に売るのをやめている。残ったポイントの払い戻しは、終了と同じ2027年3月29日22時から受け付け、2027年6月30日の23時59分で締め切る。

終わった日に、アプリが変わる

ENSAPIA Tokyoは、終わったあとの置き場も用意している。「メモリアル特設サイト」を2027年2月10日に開き、これまでの歩みや冒険の記録を振り返れるようにする。さらに「メモリアルアプリ」が、終了と同じ2027年3月29日に出る。新しく入れ直すのではない。スマホ版をアップデートすると、そのままメモリアルアプリに切り替わるという。中では、これまでのドット絵やマップを見られる。

スマホでゲームのアプリを開いている手元のイメージ
写真はイメージ Photo by Amanz on Unsplash

つまり、スマホに入れたままにしておけば、遊べなくなったその日に、同じアプリがドット絵とマップを見るためのアプリに変わる。20年分の中身は作り直せなかったが、見に行く場所はちゃんと作った。チョコっとのはずが20年。よく粘った。

出典

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