10/13 22:55 更新

視聴者の考察、あえなく撃沈
『時間軸がずれている』説

TBS系日曜劇場『VIVANT』第20話・10月11日放送

写真はイメージ Photo by Taha Hatipoğlu on Unsplash

10/13 20:47 / 発信国:日本

『VIVANT』第20話の冒頭8文字で視聴者の考察が崩れた

10月11日の夜9時、TBS系の日曜劇場『VIVANT』第2シーズン第20話が放送された。始まって1分15秒、ナレーションがこう言った。「ちょうどその頃、野崎とドラムは」。オリコンは10月13日11時20分、この8文字で視聴者の考察が崩れたと報じた。

消えたのは「時間軸がずれている」説

『VIVANT』は、別班という自衛隊の秘密部隊をめぐるドラマだ。第19話の放送後、SNSには1つの読みが出回っていた。乃木憂助(堺雅人)たちがシャキ城を攻める場面と、野崎守(阿部寛)とドラムがタイラン・グリエワに会う場面は、別の時間の出来事ではないか。そこから、乃木が救出作戦のあとでリュウに成り代わっている、という説も出ていた(オリコン、10月13日)。

ところが第20話の冒頭で、ナレーションが2つの場面を「ちょうどその頃」とつないだ。オリコンは、2つの場面が同じ時間帯に進んでいることをうかがわせる展開だと書いている。Xには「時間軸同時進行やん」「これで時系列が違う説はなくなった」という投稿が出た(オリコンの記事から)。ENCOUNTも、一週間かけた読みが吹き飛んだと嘆く投稿を並べた(10月12日)。

第20話の中身も動いた。乃木とノコル(二宮和也)の連合チームが、シャキ城から別班の仲間を助け出した。ただ、和田(平山祐介)はすでに亡くなっていた(リアルサウンド、10月11日)。世帯視聴率は15.5%で、第2シーズンが始まってから10週続けて15%を超えた(オリコン、10月13日)。

説が消えた回の最後に、次の説がまかれた

話はここで終わらない。考察が1つ消えた同じ放送の最後に、第21話の予告が流れた。

予告には「救世主」というテロップが出た。そして、だれの声か分からない一言が入る。「奴がここにいないのはおかしい」(ENCOUNTの記事から)。ENCOUNTは10月12日7時10分に、オリコンは同じ日の7時20分に、予告への反応を伝えた。

第21話は10月18日(日)の夜9時に放送される。あらすじでは、別班員の奪還がシンシーのボス・樊林杏(宮下今日子)に伝わり、ガラマン空港への道がふさがれる(婦人公論.jp、10月13日)。「救世主」がだれなのかは、公式には明かされていない。

ネットの評判

10月11日の午後10時の時点で、Xの世界トレンド1位は「#VIVANT」だった。関連する言葉には「和田さん」が3位、「チョッキー」が5位で入った(オリコン、10月13日)。予告については「『救世主』というのは…?誰のこと…?」(オリコン)、「誰の声?新庄っぽく聞こえるけど違う?」(ENCOUNT)といった声が紹介されている。noteや個人のブログにも考察が出ている。

考察の盛り上がりは、作り手が狙ったものではないらしい。福澤克雄監督は2023年12月1日のオリコンのインタビューで、「元々、僕は考察ドラマを作る気は全くなかったんですよ」と話している。放送は毎週日曜の夜9時だ。第19話のあとに広がった説は、第20話の冒頭8文字で消えた。その同じ回の最後には、次の説の材料がもう置かれている。次の放送までは、一週間ある。

出典

よく読まれている記事

こちらの記事も

← 一覧へ戻る