10/9 17:49 更新
あなたはどっち 社会・暮らし

名前から入るのは失礼か

場面と、二人の言い分
  1. ノーベル化学賞に、東京理科大学名誉教授の硤合憲三さんが選ばれました。「硤合」は全国に約30人の名字で、掲示板には読み方でつまずく書き込みが出ました。同じ日、Wikipediaの「硤合憲三」のページは58万3869回、「硤合反応」のページは5万8315回見られました。
  2. 「名前からでも、入口は入口」
  3. 「入口で、帰ったでしょう」

どっちの味方?最初の印象で選んでください。

名前から派 の言い分

速報が出て、まず読めませんでした。へえ、こんな名字があるのかって、そのまま調べたんです。笑っているわけじゃない、引っかかったから手が動いた。難しい研究の話だけ流れてきたら、私はスクロールして終わりでしたよ。名字から名前を覚えて、生まれた県まで知って、賞の名前まで読みました。きれいな入口から入った人だけが偉いなら、私は一生そこに立っていますよ。

相手へ:難しい話だけ並べて、誰が振り向きますか?実際に出た声 「名前が読めんのよ」

中身派 の言い分

解説を何回も聞きました。それでも、分子の右と左がどうして片方に偏るのか、まだうまく言えません。それでも知りたいんですよ、この人が何年もかけて確かめたことなんでしょう。名字の読み方なら、ひと晩で全員が覚えて、ひと晩で全員が忘れます。あの日の画面は、読み方の答え合わせばかりでした。研究のページが名前のページに勝てないのは、面白がる場所を私たちが間違えたからです。

相手へ:名前を覚えて、あなたに何が残りましたか?実際に出た声 「何回聞いてもどういう研究かさっぱりわからん」

どちらにも呼ばれない立場 同じ名字を名乗ってきた人

うちの名字も、窓口でいつも止まります。書き直されるし、電話では必ず聞き返される。その読めない名字が、急に全国の遊びになって、画面の向こうで当てられていました。めでたい話なのは分かっています。ただ、私の名札は明日も読まれません。

言い分は、世間の声をもとに編集部が脚色したものです。実際の発言と出典は、元ネタの記事にあります。

元ネタを読む →ノーベル化学賞の「硤合」は全国に約30人の名字、Wikipediaは1日58万回

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