10/9 17:49 更新
あなたはどっち 政治経済

町の道路予算、どこまで数える

場面と、二人の言い分
  1. 道路予算をめぐる発言が問題になった農林水産相について、首相は続投させる意向を明言しました。国土交通省の調査では、2026年度に栃木県の2市町へ配られた交付金のうち、市町が事業主体の分は那須烏山市が26.2%減、那珂川町が54.1%減でした。県が事業主体の分を足すと、那須烏山市は20.5%増、那珂川町は22.0%増になります。
  2. 「増えたのは、うちの道路予算じゃない」
  3. 「その県道、毎朝通るでしょう」

どっちの味方?最初の印象で選んでください。

市町の分で数える派 の言い分

家の前の道は、来年やりますと言われ続けて、何年も砂利のままです。町の予算が薄くなると、役場はいちばん後ろの工事から外します。外れるのは、側溝の蓋とか、冬に凍る坂とか、そういう地味なやつです。県道がきれいになるのはありがたい。でも、あれを広げてくれと頼んだのは、うちじゃない。合計で増えていますよと言われても、坂は今年も凍ります。

相手へ:県道の歩道で、うちの凍る坂は直りますか。実際に出た声 「2026年度の道路予算は大幅にカットした」

合計で数える派 の言い分

朝、子どもが歩くのは、町道ではなく県道の歩道です。あの歩道を延ばす工事に予算がついて、町に落ちた額は増えている。それを数えずに、町が工事する分だけ切り出して、半分減らされたと言うのは、都合のいいところだけ数えた話でしょう。怒る前に、自分の町にいくら来たのか、全部足してみてほしい。足したら増えていた、なら、話はそこから始めるしかない。

相手へ:町の分だけ数えて、減らされたと言えますか。実際に出た声 「こうした考え方に基づき、配分された」

どちらの表にも数えられない立場 調べられなかった、ほかの自治体

同じ交付金は、うちの町にも配られています。去年より薄くなった工事もありますが、だれも調べには来ませんでした。増えた町も減った町も、説明の言葉は同じです。総合的に勘案した、と。どの分を足せば、うちの道の話になるんでしょうか。

言い分は、世間の声をもとに編集部が脚色したものです。実際の発言と出典は、元ネタの記事にあります。

元ネタを読む →簗農相の続投を首相が明言 同じ道路予算が「54%減」にも「22%増」にもなる

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