10/9 17:49 更新
あなたはどっち いきもの

水草を抜くか、写真で待つか

場面と、二人の言い分
  1. 大分県豊後高田市の旧高田城の外堀が、特定外来生物の水草でおよそ150メートルにわたって覆われました。県と市は住民に、見つけても抜かず刈らず、写真を撮って場所と日時を知らせてほしいと求めています。この水草は、ちぎれた茎や根がわずかに残っているだけで、そこから新しい株になります。
  2. 「触った手が、種をまく」
  3. 「待つあいだも、増えてる」

どっちの味方?最初の印象で選んでください。

写真だけ派 の言い分

堀のそばを毎朝歩いているから、あの緑を見たときは正直、腕まくりしたくなりましたよ。でも私は昔、庭の草を引っこ抜いて、根を散らして庭中に広げた口でね。この水草は、ちぎれた茎のかけらからまた新しい株になるそうです。つまり長靴の底や軍手にくっつけて、次の水辺まで運ぶのは私たちなんですよ。善意で水面をきれいにして、来年、堀の外にも生えていたら、誰に謝ればいいんですか。手を出さないのも、ちゃんと仕事です。

相手へ:抜いて散らしたかけらは、誰が拾うんですか?実際に出た声 「上流から下流まで幅広く除去作業はされているが、繁殖力が高いのですぐに元に戻ってしまった。茎が数センチ残れば、そこから再生してしまう強い繁殖力を持っている」

今すぐ抜く派 の言い分

待てって言いますけど、いつまで待てばいいんですか。確実に駆除できる方法を探しているところで、終わらせる手はまだ決まっていない。その間にうちの用水路まで降りてきたら、写真を撮って、誰が刈ってくれるんです。奄美のマングースだって、捕まえ始めてからも増え続けたでしょう。完璧な手が見つかるのを正座して待つより、今日、目の前の分を減らしたい。素人が触ると散るって言うなら、散らない抜き方を今すぐ教えてくださいよ。

相手へ:写真を撮り続けて、堀はいつ元に戻るんですか?

どちらにも呼ばれない立場 堀の生き物を見てきた側

どっちが正しいかの前に、堀の中を見てほしい。水面がふさがれると水は汚れて、先に居場所をなくすのは、もとからいた魚や虫です。あの生き物は、抜けとも待てとも言えません。いちばん早く消えるのに、どちらの側にも数えられていない。

言い分は、世間の声をもとに編集部が脚色したものです。実際の発言と出典は、元ネタの記事にあります。

元ネタを読む →大分の城跡の堀を覆った水草 茎が数センチ残れば再生する

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