10/6 22:19 更新

ちょっと買えないので、
2分の1でいいかな

――レタスの売り場で、買い物客が

10/5 14:51 / 発信国:日本

長雨の秋、農水省の見通しで「平年を下回る」とされた野菜は2つだけ

大阪市のスーパー「フレッシュマーケットアオイ昭和町店」では、9月30日時点でレタスが1玉486円、ほうれん草が429円で売られていた。白菜は4分の1サイズで300円。原因は、9月に降り続いた雨と日照不足だ。同じ9月30日、農林水産省は10月の野菜の価格見通しを公表し、はくさい、レタス、ピーマンは直近5か年平均よりおおむね3割以上高くなると見込んだ。

なぜ、こんなに高いのか

東京都心は9月29日時点で34日連続の雨となり、1886年の統計開始以来、最長を更新した。静岡市も同じ日まで11日連続だった。

静岡中央卸売市場で青果を扱う静岡VFの鍋田利明さんは、「関東平野は長雨続きで、作物が全般的に水没とかいろんな影響が出てまして、非常に少ない状況です」と話す。静岡市のスーパー田子重では、レタスの相場が前年同期比で約180%になり、売れる量は1日8〜10ケースから3ケースに落ちた。

高値はいつまで続くのか

ウェザーニューズは、産地が切り替わって入荷が回復するため、価格は10月下旬にかけて下がると予想した。10月平均の推計は、1キロあたりレタス350〜390円、白菜135〜155円程度だ。ただしこの予想は「今後の天候が次第に持ち直し、次の産地からの入荷が増えることを前提」としており、天候が崩れれば高値が長引く可能性があるとも書いている。

その先は読みにくい。鍋田さんは千葉県の豪雨に触れ、「一度まいた種が流れてしまう。二度まいた種が流れてしまう」と述べた。11月、12月に収穫できるかを心配していると語った。ニンジンの主産地は、11月から12月にかけて千葉県に移る。

「平年を下回る」と書かれた野菜

同じ見通しには、下がる品目も書かれている。15品目のうち「平年を下回って推移」とされたのは、ばれいしょとたまねぎだけだ。どちらも主産地は北海道で、10月の入荷シェアはばれいしょが99%、たまねぎが90%。出荷数量は平年を上回る見込みだ。

同じ店では、玉ねぎとジャガイモが1袋180円前後で売られていた。内田寿仁社長は「去年と一昨年、北海道は高温障害と水不足で玉ねぎ・ジャガイモは悪い状態だったが、今年の夏は非常に良かったので、安く販売できている」と話した。高いのは長雨を浴びた関東と長野の葉物で、安いのは夏の天気が良かった北海道の根菜だ。

ネットの評判

掲示板のまとめには、値上がりを受け流す書き込みが並んだ。「キャベツ食うわ」「サニーレタスでええやん」「高くなったら他の食うしな」。「今年は玉ねぎ安いから玉ねぎにしようぜ」という声もあった。

売り場の動きは少し違う。静岡市の買い物客は「少し前までは1週間分(まとめて買い物を)してたんですけど、ちょっとこまめに安い野菜を買うようにしてます」と話した。田子重では、値動きの小さいカット野菜を選ぶ人も増えている。JA掛川市の直売所では、地元産の小松菜が160〜180円、他産地のものが240円だった。青果担当10年以上というスーパーの店長は、noteに「野菜売場は、先週の正解が今週も正解とは限りません」と書いている。

農水省の見通しで、価格が平年並みか平年より安いとされた野菜を並べると、だいこん(10月前半。後半は出荷減の見込み)、にんじん、ねぎ、さといも、ばれいしょ、たまねぎになる。豚汁と肉じゃがの材料が、ほぼそのまま残っている。

出典

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