10/6 22:19 更新

最強の日って聞いたのに
カレンダーは仏滅

――2026年10月1日、手帳の上で

写真はイメージ Photo by Towfiqu barbhuiya on Unsplash

10/2 17:56 / 発信国:日本

「最強開運日」と仏滅が同居した10月1日、暦を引いて分かったこと

2026年10月1日は、暦の解説サイト「福カレンダー」の日ごとのページで、天赦日と一粒万倍日が重なる日と出ていた。同じページの六曜の欄には、仏滅と出る。Yahoo!リアルタイム検索のトレンドまとめには「天赦日と一粒万倍日が重なる10月1日、最強開運日に歓喜の声続出」という項目が立ち、ポスト数は43件と表示された。

最強と呼ばれる日が、新しいことを始めるには凶の日でもある。ただ、暦を引くと、この二つはそもそも同じものさしで測っていなかった。

「最強」と「仏滅」は、別系統

カレンダー製造のトーダンが運営する「こよみ博物館」によると、六曜は先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の6つで、仏滅の欄には「一切が成就しないとされる日。特に新しい事を始めるには凶」とある。日本に入ったのは14世紀ごろ、中国から。順序や解釈が入れ替わり、今の形に落ち着いたのは19世紀初頭だという。

天赦日は、福カレンダーの解説ページによると、季節と日の干支の組み合わせで決まる。春(立春から立夏の前日)は戊寅、夏は甲午、秋(立秋から立冬の前日)は戊申、冬は甲子の日。10月1日の日干支は戊申で、秋の期間に入るため、秋の天赦日になる。

決め方が別なので、一方の吉と他方の凶が同じ日に来るのは、計算の上でふつうに起こる。福カレンダーはこの日を扱った別のページで、吉凶が重なったときは暦注下段の吉を取るのが基本だとし、根拠に系譜の古さを挙げている。暦注下段は奈良から平安のころから使われ、六曜が定着したのは江戸末期から明治。だから「仏滅<天赦日+一粒万倍日」になる、という説明だ。暦注の読み方の話であって、公的機関が定めた区分ではない。

同じページは、仏滅を別の向きからも読んでいる。本来は「物事が滅する」日であり、古いものの区切り、一度リセットする象徴だという見方である。

ネットの評判

Yahoo!リアルタイム検索のまとめの概要には、神社で特別な御朱印が配られたこと、SNSに新しいことを始めようとする投稿が続いたこと、金運や恋愛の願い事に加えて断捨離や挑戦の呼びかけも多かったことが書かれている。紹介されている投稿には「奇跡が舞い込んでくる!」「おめでとうご財増す!!」という言葉が並ぶ。

革の財布と小銭
写真はイメージ Photo by suraj kumar on Unsplash

六曜との食い違いに戸惑う声は、このまとめには出てこない。「仏滅なのに最強なのか」という疑問は、この43件の範囲では中心ではなかった。

年内に残るのは12月16日

同じ解説ページによると、天赦日は年に5〜6回しかなく、2026年は3月5日、5月4日、5月20日、7月19日、10月1日、12月16日の6日。うち一粒万倍日が重なるのは3月5日、7月19日、10月1日、12月16日の4日である。年内に残るのは12月16日だけで、この解説ではその日の六曜は赤口にあたる。

古い書物のページ
写真はイメージ Photo by Olga Tutunaru on Unsplash

なお、10月1日を「2026年トップクラスの超吉日」と伝えたAll Aboutの記事(9月28日公開、地子給奈穂氏)は、天赦日・一粒万倍日・天一天上の三つが重なる日として紹介し、六曜に触れていない。10月の開運日を並べたマイナビニュースの記事も、大安の日付は挙げるが仏滅は出てこない。

出典

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