10/6 22:19 更新

よく通う場所なのに
気付いてなかった

――池袋駅のすぐそば、休業のまま6年半のホテル

10/6 21:24 / 発信国:日本

池袋駅のすぐそばで、休業のまま6年半 看板のビニールシートは破れたまま

池袋駅のすぐそばに、6年半前から休業したままのホテルがある。東京都豊島区池袋2-3-1の「ホテルストリックス東京」で、2026年10月4日にXへ投稿された写真が広まった。投稿にはこうある。「えらいもんに気付いてしまった…よく通う場所なのに気付いてなかった。地方都市じゃないぞ、池袋駅徒歩0分だぞ。」

この投稿と返信をまとめたページ(Togetter)が5日に作られ、6日の時点で7万2,000回以上読まれている。ホテルを紹介するサイト「東京やどNOTES」によると、創業は1990年、客室は82室。1階にはダイニングバーとバーが入っていた。まとめには「上のバーが良かったんだよな。残念」という投稿もある。

看板に巻かれた、破れたシート

投稿者は続けて、建物の様子をこう書いている。「なぜか看板の上の方にだけビニールシートが巻かれてて、破れて風に揺れてる。落下事故にならなければよいが…」

休業の理由と、再開するのかどうかは分かっていない。まとめには当時の内情を知るという人の投稿も出たが、ほかに確かめられる出典はない。まとめを読んだ側からも「不動産の話はなぜか事情通がいて、その話が真偽もわからないけど本当っぽく聞こえる。そして今回あまりに情報が詳しすぎる。」と疑う声が出た。

終わりの日付がない告知

公式サイトの「ホテルのご案内」には、今も「緊急事態宣言に伴い休業とさせていただきます」という文が載っている。休業期間については、状況によって変更する場合がある、とも書かれている。一時的な休みを知らせる形のまま、再開の日付は入っていない。すぐ下には「全室32インチテレビ新設いたしました」「全室フリーWiFi完備いたしました」という案内と、宿泊予約へのリンクも残っている。

ここでいう緊急事態宣言は、2020年4月7日に出されたものだ。東京都を含む7都府県が対象で、期間は同年5月6日までとされた。掲示に残る日付について、まとめの投稿の一つはこう書いている。「何年の5月6日か書いてないからセーフ、と戯れ言を吐こうとしたら今年の5月6日が水曜日でした……。」2020年5月6日も2026年5月6日も、曜日は水曜日である。年の書かれていない掲示は、2026年の案内としても読めてしまう。

駅から30秒、それでも気づかない

「徒歩0分」という言い方には疑問の声も上がった。はてなブックマークには「”池袋駅徒歩0分” ダウト過ぎる」「徒歩0分とは言えないだろここだと」というコメントが並ぶ。先の紹介サイトは、JRや西武線の池袋駅からは少し遠くなるとしている。ただ、東京メトロ有楽町線・副都心線の池袋駅なら、C6出口の階段を下りれば「徒歩30秒もかからない」と書いている。

「6年間も放置されてるってこと?」という驚きの声は、まとめのタイトルにも使われた。その一方で目立つのは、駅のそばなのに「気づかなかった」という声だ。「池袋は楽団の練習で何度も使っていて、さすがに何度か前を通ったことあるはずなのに、全く気づいてなかった」「ここの喫茶店、いつも空いててちょっと安かったから重宝してたのよね。確かに休んだままだ。」最初の投稿者も、よく通う場所だと書いていた。

まとめには、自分の最寄り駅の話を書いた人もいる。コロナ禍から時が止まっていたパチンコ店が2軒あり、「一軒は中ぶち抜いてスーパーになり、もう一軒は最近解体始まった」。6年半の間に、別の駅の建物は使い道が変わった。

出典

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