10/6 22:19 更新

世界競技大会での失態

――旗を揚げる係に、やり直しの時間はない

写真はイメージ Photo by Bernd 📷 Dittrich on Unsplash

10/6 21:15 / 発信国:日本

アジア大会で揚がらなかった韓国国旗 旗を揚げる係は、陸自第10師団だった

10月3日、愛知・名古屋アジア大会のサッカー男子決勝が豊田スタジアムで行われ、U-23韓国代表がU-21日本代表に1-0で勝ち、4連覇を決めた。表彰式で金メダルが渡されたあと、場内に「みなさま、大韓民国国歌の演奏です。ご起立し、掲揚される国旗にご注目ください」とアナウンスが流れた。ところが、3本並んだポールのうち、中央の韓国国旗だけが最上部まで揚がらなかった。

両側の日本(2位)と中国(3位)の旗は揚がりきった。韓国の選手の中には掲揚台を指さす者もおり、スタンドの韓国サポーターからはブーイングが起きた。韓国国旗が揚がったのは、国歌が終わってからだった。

原因に挙がったのは、ロープの結び目

産経新聞によると、この日の掲揚を担当していたのは陸上自衛隊第10師団(名古屋市)で、掲揚ロープの結び目の位置を誤り、滑車に引っかかった可能性がある。第10師団は取材に「組織委で回答する」と答え、大会組織委員会は「確認中だ」とした。日刊スポーツの取材に対しても、運営担当者は「現在、状況を確認中です」と答えている。10月6日の時点で、原因の正式な発表は確認できなかった。

ロープと滑車
写真はイメージ Photo by Robert Zunikoff on Unsplash

国歌が流れている間、掲揚を担当するスタッフは、何かがまともに作動していない様子で慌てていた。中央日報日本語版がそう伝えている。国歌が鳴りはじめてから鳴り終わるまでが、この仕事の持ち時間である。

韓国の李期奕主将は「意図したものならあまり良くない」とした上で、「私たちがこんなに一生懸命やったのに、太極旗一つまともに揚げてくれなかったのは残念だ」と述べた。韓国メディアでは、一部から主催者側の故意性を疑う声も上がったと報じられている。日本側で原因として報じられているのは、ロープの結び目の位置である。

運営のミスは、これが最初ではない

9月18日のホッケー男子の韓国戦では、試合前に韓国ではなく北朝鮮の国歌が流れた。組織委は9月22日、「あってはならない重大なミス」と説明し、会長名の謝罪文書を韓国側に送ったことを明らかにした。会場のスタッフが音源を取り違えたことが原因とされた。

うまくいった日は、だれにも覚えられない

第10師団は、サッカー決勝の前にも表彰式を支援していた。10月2日に、体操競技の表彰式を支援したことをX(旧ツイッター)で伝え、大会が終わるまで続けると書いている。

決勝の日、3本のうち2本は、国歌に合わせて最上部まで揚がりきった。その2本を揚げた仕事について書かれた記事は、見当たらない。

出典
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