世界競技大会での失態
――旗を揚げる係に、やり直しの時間はない
写真はイメージ Photo by Bernd 📷 Dittrich on Unsplash
アジア大会で揚がらなかった韓国国旗 旗を揚げる係は、陸自第10師団だった
10月3日、愛知・名古屋アジア大会のサッカー男子決勝が豊田スタジアムで行われ、U-23韓国代表がU-21日本代表に1-0で勝ち、4連覇を決めた。表彰式で金メダルが渡されたあと、場内に「みなさま、大韓民国国歌の演奏です。ご起立し、掲揚される国旗にご注目ください」とアナウンスが流れた。ところが、3本並んだポールのうち、中央の韓国国旗だけが最上部まで揚がらなかった。
両側の日本(2位)と中国(3位)の旗は揚がりきった。韓国の選手の中には掲揚台を指さす者もおり、スタンドの韓国サポーターからはブーイングが起きた。韓国国旗が揚がったのは、国歌が終わってからだった。
原因に挙がったのは、ロープの結び目
産経新聞によると、この日の掲揚を担当していたのは陸上自衛隊第10師団(名古屋市)で、掲揚ロープの結び目の位置を誤り、滑車に引っかかった可能性がある。第10師団は取材に「組織委で回答する」と答え、大会組織委員会は「確認中だ」とした。日刊スポーツの取材に対しても、運営担当者は「現在、状況を確認中です」と答えている。10月6日の時点で、原因の正式な発表は確認できなかった。
国歌が流れている間、掲揚を担当するスタッフは、何かがまともに作動していない様子で慌てていた。中央日報日本語版がそう伝えている。国歌が鳴りはじめてから鳴り終わるまでが、この仕事の持ち時間である。
韓国の李期奕主将は「意図したものならあまり良くない」とした上で、「私たちがこんなに一生懸命やったのに、太極旗一つまともに揚げてくれなかったのは残念だ」と述べた。韓国メディアでは、一部から主催者側の故意性を疑う声も上がったと報じられている。日本側で原因として報じられているのは、ロープの結び目の位置である。
運営のミスは、これが最初ではない
9月18日のホッケー男子の韓国戦では、試合前に韓国ではなく北朝鮮の国歌が流れた。組織委は9月22日、「あってはならない重大なミス」と説明し、会長名の謝罪文書を韓国側に送ったことを明らかにした。会場のスタッフが音源を取り違えたことが原因とされた。
うまくいった日は、だれにも覚えられない
第10師団は、サッカー決勝の前にも表彰式を支援していた。10月2日に、体操競技の表彰式を支援したことをX(旧ツイッター)で伝え、大会が終わるまで続けると書いている。
決勝の日、3本のうち2本は、国歌に合わせて最上部まで揚がりきった。その2本を揚げた仕事について書かれた記事は、見当たらない。
- 【アジア大会】「状況を確認中」と運営担当者 男子サッカー金の韓国国旗が揚がらなかった問題に(日刊スポーツ)
- アジア大会の韓国国旗トラブル、担当は陸自第10師団 結び目間違いか、組織委「確認中」(産経新聞)
- サッカー男子表彰式でアクシデント…国旗が揚がらず韓国の選手ら困惑の表情(中日スポーツ)
- [アジア大会]最後まで上がらなかった太極旗…日本に勝った韓国サッカー授賞式であきれた事故(中央日報日本語版)
- 【アジア大会】韓国怒りの報道「最後まで大失態…故意性を疑う」サッカー男子で国旗揚がらず(日刊スポーツ)
- アジア大会は「閉幕直前まで最悪だった」と韓国メディア酷評(フットボールチャンネル)
- 【アジア大会】サッカー男子決勝でまさかのトラブル 表彰式で韓国国旗が掲げられず…ブーイングも(スポニチアネックス)
- 'Disappointing' as South Korean flag mishap sees Games end on sour note(The Korea Times)
- アジア大会組織委、運営トラブル釈明 国歌取り違えは韓国に謝罪(日本経済新聞)
- 陸上自衛隊第10師団の投稿(X/本文は直接確認できず)
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