10/6 22:19 更新

バックで、
トンネル通れる?

――戦闘機なんだけど。『エースコンバット8』の、、、

写真はイメージ Photo by Cibi Chakravarthi on Unsplash

10/6 18:09 / 発信国:日本

『エースコンバット8』発売直後、後ろ向きのままトンネルを抜ける者が現れた

『エースコンバット8 ウイングス・オブ・シーヴ』が10月2日に発売された。10月5日、ゲームメディアのAUTOMATONが、戦闘機で後ろ向きのままトンネルに入り、そのまま通り抜けるプレイヤーの動画を取り上げた。投稿には「Backwards flying through the Newfield Tunnel」と添えられている。機首は、進む方向の反対を向いたままだ。

速度を500より下げ、機首を真上へ

この飛び方を支えているのは、ポストストールマニューバ(PSM)と呼ばれる操作である。AUTOMATONによれば、失速した状態での機動の操作と挙動を再現したもので、前作『ACE COMBAT 7: SKIES UNKNOWN』で一部の機体に入った。水平飛行から機体を急に立ち上げて戻す「コブラ」や、機首を上げたまま高度をほとんど変えずに一回転する「クルビット」が、これでできる。

手順は、攻略サイトのアルジェストが書いている。まず速度の表示を500より下げる。加速と減速のボタンを同時に押し、機首を一気に真上へ持ち上げる。そこから後ろへ倒していけば、機体は真後ろを向く。倒しすぎれば、下へ落ちる。

なぜ、わざわざその姿勢で飛ぶのか。PSMは曲芸だけの動きではない。機体の動きが急に変われば、敵のミサイルは狙いを外すので、戦闘中の回避にも使える。ただしトンネルは話が別だ。接触のダメージを軽くする設定を入れていなければ、地面や地形に当たった機体はその場で爆散する。

シリーズの第1作『エースコンバット』が出たのは1995年6月30日。プレイステーション用のソフトだった。ファミ通は30周年の記事で、ポリゴンで描かれた空中戦の面白さを「これまでに味わったことのないようなゲーム体験」と書き、大ヒットを記録したと伝えている。31年後に出回っているのは、その空中戦の途中で機体を後ろ向きに止める技の映像である。

ネットの評判

Game Sparkによると、Steamの日本語レビューは10月2日15時45分の時点で397件のうち85%が好評で、ステータスは「非常に好評」。全世界では5,050件のうち76%で「やや好評」だった。AUTOMATONは、分厚い雲や天候の作り込み、ソニックブームの音を評価する声や、シリーズの「集大成」と呼ぶ声を紹介している。一方で、オンラインモードのUIやミッションの少なさへの不満、PC版のクラッシュやフレームレート低下の報告も伝えている。

Steamの最大同時接続は37,214人。前作7の歴代ピークが13,758人だったので、その約3倍である。

一人称で機体を操る腕は、現実でも求められている

乗りものニュースは2024年9月8日、イギリス戦略司令部のイノベーションチーム「jHub」が陸軍の戦闘訓練センターと共同でドローンアカデミーを設立し、FPVの自爆ドローンを扱う専門の操縦者を育て始めたと報じた。FPVは一人称視点のことで、VRゲームのゴーグルに似た機器を着け、機体のカメラが映す景色だけを見て飛ばす。同記事は見出しで、求める人材を「ガチでゲーマーっぽい攻撃ドローン使い」と書いている。ウクライナ軍がFPVドローンで戦果を上げたことを受けた動きだという。

空を飛ぶ小型ドローン
写真はイメージ Photo by Annie Spratt on Unsplash

ゲームのPSMと実物のドローンの操縦は別の技術で、重なるのは画面の景色だけを頼りに機体の向きを作るところだ。同記事によれば、イギリス陸軍の偵察用ドローンの操縦者は、3週間のコースを修了して資格を取る。『エースコンバット8』では、発売から3日後に、後ろ向きでトンネルを抜ける映像が記事になっていた。

出典

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