10/6 22:19 更新

名義の変更は求めなかった

同じ「KAITO」の名を持つバーチャルシンガーを展開するクリプトン・フューチャー・メディアが、2026年10月5日に公表した見解

写真はイメージ Photo by Matthias Wagner on Unsplash

10/6 13:41 / 発信国:日本

髙橋海人の「KAITO」名義、クリプトンが見解「重複を完全に防ぐことは仕組み上困難」

バーチャルシンガー「KAITO」を展開するクリプトン・フューチャー・メディアが2026年10月5日、同じ「KAITO」をソロ名義に選んだKing & Princeの髙橋海人をめぐり、初音ミク公式X(@cfm_miku)で見解を公表した。投稿は「『KAITO』という名称やハッシュタグについて、皆さまからさまざまなお声をいただいております」と始まる。オリコンニュースが同日19時54分に配信した。

見解の中心は、次の一文である。「同じ名称が使用されることによるハッシュタグ等の重複を完全に防ぐことは仕組み上困難であり、今後も検索やSNS上で双方の情報が混在する場面が生じるかと存じます」。そのうえで「それぞれの『KAITO』を応援する皆さまがお互いの存在や活動を尊重しながら、気持ちよくコンテンツをお楽しみいただけることを願っております」と呼びかけ、「互いを認め合える、優しいコミュニティであり続けられるよう見守っていただけますと幸いです」と結んだ。引用はいずれも同じ投稿からである。

同社は、名義やハッシュタグの変更を求めていない。商標には触れておらず、名義の使用への申し入れや法的な対応にも言及していない。

二つの「KAITO」が重なるまで

髙橋のソロ活動「KAITO」は、ユニバーサルミュージックの公式サイトによると10月3日に発表された。1stデジタルシングル「swim?」は10月5日0時に配信され、ミュージックビデオも同時刻に公開された。Billboard JAPANによると、作詞・作曲からアートワーク、ミュージックビデオまで本人が手がけた。撮影地はマレーシアで、撮影日数は3日だった。

クリプトンの「KAITO」は2006年2月17日に発売された、世界初の日本語男声のボーカロイドである。今は同社の「ピアプロキャラクターズ」の一員で、バーチャルシンガーとして活動している。同社は2026年1月13日、20周年を祝う楽曲とイラストの公募を始めていた。

配信後、Xでは「#KAITO」のタグに両者の投稿が入り混じった。中日スポーツは10月5日、タグの混在でネットが困惑していると報じた。KAI-YOUは10月6日、ボカロの文化では検索語やハッシュタグがファンの作品を見つける手がかりとして使われてきたため、その手がかりが埋もれることが問題視されていると説明した。

名義の由来について、本人と事務所の説明は見つからなかった。事務所の公式プロフィールでは、髙橋の名前のローマ字表記は「Kaito Takahashi」である。髙橋は10月4日のSNS生配信で、名前選びについて語っている。SmartFLASHによると、「高橋も多いし、かいともいっぱいいるんだよね」と同じ名前が多いことに触れ、ボーカロイドのKAITOを「レジェンドだよね」と述べた。

ネットの評判

ボーカロイドのKAITOを応援してきた側からは、検索やタグが埋もれることへの困惑が出ている。SmartFLASHはXの書き込みとして「これまじで混乱しそう」「被らないでほしい…」を、中日スポーツは「混ざって困る」「検索不便過ぎ」を伝えた。一方で中日スポーツは、「本名をローマ字にしただけ」という擁護も紹介している。いずれも報道が取り上げた書き込みであり、どちらの声が多いかは分かっていない。

髙橋海人側の説明は出ていない

髙橋本人と所属事務所のSTARTO ENTERTAINMENTは、2026年10月6日正午時点で、名義の重複についてのコメントを公表していない。ユニバーサルミュージックの「KAITO」のニュース欄にも、10月6日付の新しい記載はない。

出典

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