10/6 22:19 更新

お腹痛いフリして、
トイレで5分寝てた

――ある会社員が、昼食後の職場で

写真はイメージ Photo by Giorgio Trovato on Unsplash

10/6 21:09 / 発信国:日本

昼食後の強い眠気、正体は「血糖値スパイク」 病院で別の原因の声も

大沖(@daioki)が10月5日、Xにマンガを2回に分けて投稿した。昼食後に襲ってくる謎の強い眠気の正体が「血糖値スパイク」だったという内容で、投稿と返信をまとめたページ(Togetter)には、同じ悩みの書き込みが並んだ。閲覧は6日時点で7万6,000回を超えている。

「言葉がない頃に悩んでた」

返信で目立つのは、対策ではなく自分の過去の話だ。「正社員の時耐えれない眠気来るからってお腹痛いフリしてトイレにこもって5分だけ寝てたの思い出した」。「高校の時からこれで午後に重要な予定ある時は昼飯食うの辞めた」。昼食を抜いて午後をしのぐ、という自己流の対処も書き込まれている。

「これ! 回避できないから精神的にめちゃくちゃきついし『社会人として~』ってガチで言われるけどどうしようもなかった」という投稿もある。別の投稿は、こう書いた。「自分も血糖値スパイクなんて言葉がない頃に悩んでたなぁ」。

では、なぜ眠くなるのか。厚生労働省のe-ヘルスネットによると、食後に上がった血糖値は、すい臓から出るインスリンの働きで正常範囲まで戻る。インスリンの量が少なかったり働きが弱かったりすると、急に上がったまま下がりにくくなる。済生会の解説(岡山済生会総合病院・利根淳仁医師監修)は、食後に血糖値が急上昇・急降下する状態を血糖値スパイクと呼び、「グルコーススパイク」という別名も挙げている。眠気が出るのは、下がる側だ。糖尿病専門医の高木知子医師(四谷内科・内視鏡クリニック副院長)が監修した解説は、急上昇を受けてインスリンが出すぎると、血糖値が下がりすぎるとする。そのうえで「脳のエネルギー源であるブドウ糖が不足すると引き起こされる症状が、眠気やだるさです」と説明している。

血糖値スパイクとは限らない

まとめには、病院で別の原因が見つかったという投稿も入っている。

診察室の机に置かれた聴診器
写真はイメージ Photo by Etactics Inc on Unsplash

「僕も似たような経験をして、会社はクビになりました 僕の場合は『ナルコレプシー』という症状だと気付けて 今は強い薬を飲んでます」。「自分の場合これADHD由来だったことがコンサータで症状改善したことで発覚した」。夜にトイレへ行きたくなるのを我慢して熟睡できず、昼間に眠くなっていたという人。慢性アレルギー性鼻炎の鼻づまりで、夜に眠れていなかったという人。いずれも本人がそう書いているだけで、診断の裏付けはまとめの中にはない。

昼の強い眠気の原因は、一つではない。「血糖値スパイクだと思って小麦粉から米粉に変えたりしているけど一回病院行った方がいいのかなぁ」と迷いを書いた人もいた。気になる人は、医療機関で相談するのが早い。

ネットの評判

はてなブックマークでは、10月6日時点で217人がこのまとめを登録し、コメントは77件付いた。多いのは対策の共有だ。食後にスクワットなどの運動をする、昼食の糖質を減らす、白米を玄米に替える、ゆっくり食べる、といった書き込みが並ぶ。一方で、寝不足や睡眠時無呼吸症候群など、別の原因を疑うべきだという指摘もある。「堂々と昼メシ後に寝よう」と、昼寝を認めてしまえばいいという声もあった。

まとめで目立つのは、対策ではなく、気づくまでの時間の話だ。言葉を知らない間、人が疑う先は自分の気合いだった。血糖値スパイクという名前が付いてから、それは体の話になった。

出典

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