ラーメン300店が、ハンバーガー29店に渡すもの
スガキコシステムズの公式リリース
写真はイメージ Photo by Jean-claude Attipoe on Unsplash
1,000店を目指すスガキヤが子会社にしたのは、国内29店のドムドムだった
名古屋のラーメンチェーン「スガキヤ」を運営するスガキコシステムズが、9月30日付で「ドムドムハンバーガー」の運営会社ドムドムフードサービス(東京)を子会社にした。発表は10月2日、買収額は非公表。社名は変わらず、ドムドム側は藤﨑忍氏が代表取締役社長を続ける。ドムドムは1970年2月にダイエーが始めた、日本で最初のハンバーガーチェーンを名乗る会社だ。
スガキコシステムズはグループで約300店舗。目標は「1,000店舗チェーン」だから、700店足りない。では、迎えたドムドムは何店か。公式サイトの国内店舗一覧に並ぶのは、10月4日時点で29店。ほかに2025年10月から台湾にも出た。最盛期は約400店舗あったが、報道によれば2017年初頭にはその8分の1ほどに減っていた。700店の穴は、店数では埋まらない。
では何が行き来するのか。スガキコ側が渡すのは「財務面の包括的バックアップや多店舗展開のノウハウ提供」。受け取るのは「物販、マーケティング、テイクアウトといった」ノウハウと「自由な発想とブランド力」。公式リリースの言葉だ。どんぶりは紙袋に入らないが、ハンバーガーは入る。
「多店舗展開のノウハウ」を開けてみる
スガキコシステムズは、現場の工数と食品ロスを削るため、名古屋のトライエッティングが提供する予測AI「UMWELT」を店舗売上予測に導入している。2023年6月公開の導入事例で、スガキコ側の担当者は決め手について「人間と同等以上の店舗売上予測結果が得られたこと」「既存データのみで予測ができることもありがたいポイントでしたね」と語っている。自社の売上データだけで予測が立つなら、この道具を動かすのに麺のゆで方は要らない。渡せるノウハウが業態をまたげる形に寄っている、というのが筆者の見立てだ。
ただし両社は、この子会社化の理由にAIもデータも挙げていない。この予測AIをドムドムの店に入れるのかどうかは、公式リリースと報道では確かめられなかった。
実際にやっていたことは、もっと地味だった。2025年12月に一部出資し、2026年1月のMBO(経営陣による自社株取得)に共同出資者として加わり、9月30日に株式の半分以上を取った。その半年で進めたのは、コラボレーショングッズの販売、管理部門の再構築サポート、営業教育のノウハウ共有である(同リリース)。
来春には両ブランドが初めて同じ商業施設に並ぶ。場所は非公表だ。ドムドムの公式サイトの役員一覧を見ると、代表取締役副会長はスガキコシステムズ社長の菅木寿一氏、取締役は同社会長の菅木伸一氏である。業態をまたいで最初に移ったのは、仕組みではなく社長だった。
- 「スガキヤ」を運営するスガキコシステムズ、「ドムドムハンバーガー」を展開する株式会社ドムドムフードサービスをグループ会社化(PR TIMES)
- スガキヤ、ドムドムハンバーガーを買収-2026年10月2日に子会社化を発表(都市商業研究所)
- スガキヤ、ドムドムハンバーガーを子会社化(オリコン/Yahoo!ニュース)
- 「スガキヤ」が「ドムドムハンバーガー」を子会社化 来春に初めて同じ商業施設内に出店予定(名古屋テレビ)
- 会社概要(役員一覧・ドムドムハンバーガー公式)
- 店舗一覧(ドムドムハンバーガー公式)
- 企業情報(スガキコシステムズ公式)
- 【スガキコシステムズ様】UMWELT活用事例|現場の工数削減とフードロス削減に向け予測AIを導入(TRYETING)
- 「スガキヤ」のスガキコシステムズ 新社長に菅木寿一氏 関東再進出、3年50店目指す(食品新聞)
- スガキヤがドムドムハンバーガーを子会社化。1兆円市場で進むバーガー各社の成長戦略(三輪大輔/Yahoo!ニュース エキスパート)
あなたへのおすすめ よく読むカテゴリーから
よく読まれている記事
匂わせ
なかったよね
――あるユーザーが、突然の報告に
久保建英と福原遥が電撃婚、欧州旅行の写真は2年前から公開されていた
ネクタイなし、片手は後ろ、浅いお辞儀
timeleszの謝罪会見に集まった指摘
timelesz7人の謝罪会見、服装と所作に指摘 SmartFLASH報道、2018年のTOKIO会見と比べる声
謝罪会見が始まる前に、写真はもう7人になっていた
timeleszのアー写差し替えと、佐藤勝利の立ち位置
timeleszのアー写が7人に差し替え 謝罪会見の前に変更、佐藤勝利がセンターと報道
8月26日以来の投稿は、7人の写真だった
timelesz公式インスタグラム、2026年10月3日の更新